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「仕事はこうあるべき」という前提を疑おう──親子ワーケーションにみる「働き方の変化」

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こんにちは、竹内義晴です。

2023年3月26日~28日にかけて、新潟県妙高市で親子ワーケーションを開催します。自然豊かな妙高で「親御さんは通常の業務ができ、子どもたちは地域の体験ができる」プログラムです。

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当初予定していた枠が埋まったため、増枠しました。あと2家族、ご参加いただけます。みなさんとお会いできますことを、楽しみにしています。

さて、今日のお話は、親子ワーケーションの現場で実感する「働き方の変化」について。

働き方の変化で実感していること

親子ワーケーションを始めたのは2022年。これまで春休み夏休みに開催してきました。今回は3回目です。その中で「働き方が変わったな」と実感していることがあります。それは参加されるみなさんの「属性の変化」です。

1回目に開催した2022年3月は、参加者の多くがフリーランスの方でした。また、もともとワーケーションに関心がある方々、キャズム理論でいうところのイノベーターやアーリーアダプターのみなさんでした。

一方、2022年8月に開催した2回目は、多くの参加者が会社員でした。また「ワーケーションは初めて」という方が大半でした。

このことから、会社員の方も、時間と場所の制約のない働き方になってきたんだなぁ......と実感しています。

あと、面白いのは、親子ワーケーションに参加される親御さんは「一人参加されるケースが多い」点です。

親子ワーケーションを初めて企画したとき、「お父さん、お母さんの両方で来るだろう」と想定していました。しかし、ふたを開けてみると「お父さん・お母さんのどちらか一方」であるケースが少なくありませんでした。

なぜ、どちらか一方が多いのか? その理由は「自分はテレワークができるが、パートナーはできない」とか、「自分は行きたいけれど、パートナーを説得するまででもない」とか、「たまには、パートナーから少し離れたい(笑)」とか、いろいろあるとは思いますが、一言でいえば「働き方は一辺倒ではない」ということでしょう。

「仕事とは、こうあるべき」から距離を置く

話は少しずれますが、以前、ある親子ワーケーションの募集サイトで「お父さんは仕事、お母さんは子どもと一緒に観光」といったことが書かれていました。一昔前だったら、これでよかったんだろうと思います。

でも、前出のように、働き方や家族としてのあり方が変化しており、多様は働き方が広がっているいま、「お父さんは仕事、お母さんは子どもと」という前提は、変えていった方がよさそうです。ボクらのような、運営側・受け入れ側のみなさんは特にね。

ちなみに、この3月の親子ワーケーションでは、すべての参加者がお父さんかお母さんの一方で、その比率はお母さんのほうが多くなっています。なお、もちろん、お2人でいらっしゃるのも大歓迎です!

というわけで、今回は、親子ワーケーションの現場で実感する「働き方の変化」についてのお話でした。なお、今回募集している前出の親子ワーケーションの締め切りは2023年3月1日です。お申し込みはお早めにどうぞ!

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