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ソフトウェア製品開発現場の視点

「あの夏の思い出」- 夏休みの工作

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「番長と遊ぼう」シリーズの今回のテーマの「あの夏の思い出」は、いままでのいろいろな夏を思い出させてくれた。

小学校の時の夏と言えば「夏休み」であり、夏の終わりにはいつも宿題の総仕上げが待っていた。宿題に加えて、それが義務だったか忘れたが、自由研究のような課題があって、9月の最初の登校日には、研究成果を持って学校に行くのが普通であった。

自由研究といっても、生物が苦手な私は「あさがおの観察日記」のような調査系でなく、毎年工作系のものを提出していた。そのなかで今でも忘れられないのが、「風力発電機」と「リニアモーターカー」である。

風力発電機は、ちょっと大きめの乾電池で動くモーターに模型飛行機から取ってきたプロペラを直にくっつけた物で、風で回したプロペラの力をモーターに伝えて発電するようになっていた。モーターには豆電球をつなげていたので、プロペラが回ると豆電球が点灯するようになっていた。飛行機の垂直尾翼のようなものをつけていたので、風向きが変わるとそちらに向けて全体が回転していた。当然、これを作ったときは、まさか風力発電が実用化される時代が来るとはまったく思っていなかった。そのため最初にカリフォルニアの山の上に何10機もの風力発電機が立っているのを突然見たときの驚きは忘れられない。ただ、それを見た後でも、現在のように風力発電機を日本全国のいろいろなところで見るようになることは想像できなかった。

リニアモーターカーは、当然超伝導磁石やリニアモーターを使った物ではなく、紙で作った車両の下と、その車両がまたがるレールの上に磁石をたくさん並べて車両が「浮く」というだけのものであったが、浮くことで車両がスムーズに動くということはよくわかった。こちらも、JR東海が実用化に向けて動き出したことがニュースになり、実用化された「本物」に乗ることができそうである。

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私自身が、自分で作った工作での夢を実現することはできませんでしたが、それを実現させた方々、また実現させようとしている方々に、この場を借りてお礼を述べたいと思います。私の夢を実現していただきありがとうございました。

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