リアルコムで Gmail を全社的に導入して約1年になる。この機会に Gmail の感想を書いておく。

結論から言うと、Gmail に移行したのは、成功であった。具体的は事例については以下参照。

  1. 高い可用性
    Gmail は当然のことながら、Google のサイトでホストされている。このため、現在の会社のネットワークトラブル、マシントラブル、オフィスの引越し、停電などのトラブルが全くなくなった。オフィスの引越しで会社のマシンがすべて止まっていても、電気設備の点検のときでも、インターネット経由でメールには常にアクセスすることができる。
  2. メールを紛失する不安からの開放
    明示的に削除しない限り Gmail のサーバー上にはすべてのメールが消されずに残っている。通常は、POP によってローカルにメールを持ってきて読んでいるが、通常の POP サーバーとは違って、POP でメールを download してもメール本体は Gmail サーバー上に残ることになる。これで、PC のディスクが死んだとしてもメールを失うこともなくなった。約1年で約 2.4GB のメールが溜まっている。25GB まで溜められるので、計算上はあと9年間大丈夫ということになる。
  3. 強力な Spam フィルター
    Gmail 自体が、かなり強力な Spam フィルターを持っているため、Spam Mail の数が大幅に減った。ときどき必要なメールも Spam としてはじかれていることがあるので、時々は、Web から Gmail にアクセスして、Spam を整理して必要なメールが含まれていないかどうかを調べる必要がある。
  4. メールアクセスの広がり
    Gmail 導入前は、自分の PC にメール本文を持ってきていたため、メールを download した後は、その PC でしかメールを見ることができなかった。Gmail は Web からのアクセスが基本なので、メールを download した PC が手元になくても、別の PC から Web 経由でメールを読み書きすることができるようになった。

以上、若干の問題はあるが、非常に便利に使っている。Gmail と一緒に提供されている Google Doc も業務で頻繁に利用している。スプレッドシートでの同時編集機能は、アメリカオフィスとのミーティングにおいては、手放せないものになっている。

Katsushi Takeuchi

Special

- PR -
コメント
ooki 2008/02/09 07:51

大変興味のある情報、ありがとうございます。
「若干の問題」というのは、どのようなことでしょうか?

Katsushi Takeuchi 2008/02/10 01:49

ooki 様、

導入初期に、「自分に cc を入れても自分にメールが送られない」ということが問題になりました。私は、自分に cc を入れないので、現状はどうなっているか把握していません。Spam フィルターが正常なメールをフィルタリングしてしまう現象は今でもときどき起きて問題になっています。まめにフィルターで取り除かれたメールを見ておかないと、見逃してしまうことがあります。

ako 2008/02/13 17:29

私も仕事用メールをGmailに転送し、POPで読むようになって1年半くらいになりました。携帯からも読めますし、PCを持ち歩かなくてもメールチェックがどこからでもできるのも大きなメリットでした。

ですが、一度大きな問題が。
Gmail側のトラブルと思われるのですが、メールの不達がありました。ぽつぽつと届くのでなかなか気づかず、転送元に直接メールを取りに行って気づいたのですが、こうしたトラブルに関する情報が全く手に入らなかったのです。復旧がいつなのかも。

それ以降、Gmailと併用して冗長性を持たせていますが・・。

Katsushi Takeuchi 2008/02/17 22:15

ako 様、

コメントありがとうございます。確かにサポートの不安はあります。現在使っているサービスは、Google Apps Premier Edition というもので、99.9% の up-time を保障するというサービスレベルになっています。年間一人 $50 (USD) ということのようですが、問題があったときどのようなサポートが受けられるかまでは、理解していません。私の blog の中に書いた、25GB というサイズも Premier Edition のサイズで、Free のものは 6.4GB だそうです。

混乱した方、情報が不十分で、申し訳ありません。


コメントを投稿する
メールアドレス(必須):
URL:
コメント:
トラックバック

http://app.blogs.itmedia.co.jp/t/trackback/77444/11701982

トラックバック・ポリシー


» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

竹内 克志

竹内 克志

電子機器のハードウェアとソフトウェアの融合を模索中。
日本およびアメリカで一貫してソフトウェアの製品開発を担当。ソフトウェアに限らずテクノロジー全般に興味を持つ。

詳しいプロフィール

最近のコメント
カレンダー
2011年12月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 富士通元社長の山本卓眞氏が残した次代へのメッセージ
富士通の社長、会長を務めた山本卓眞氏が亡くなった。哀悼の意を込めて、日本のIT産業界の大御所が残した次代へのメッセージを紹介しておきたい。(2/6)

news094.gif Facebook就活はもう古い?
約260人のブロガーが、ITにまつわる時事情報などを日々発信しているビジネス・ブログメディア「ITmedia オルタナティブ・ブログ」。その中から今回は「就活」「都心の雪」「ソーシャルメディア」などを紹介しよう。(2/4)

news094.gif 東北をコットンの生産地としてブランディングしたい──リー・ジャパン・細川取締役
塩害に強い綿の生産で東北に新たな産業を作りたい。オーガニックコットンの採用など、環境負荷を下げるジーンズ生産に取り組んできたリー・ジャパンの新たなチャレンジとは──。(1/30)

news094.gif 東北から始まるイノベーション
企業のICTを活用と若手IT技術者による東北発のイノベーションが、中長期的な震災復興の鍵となる。(1/27)

news094.gif 貧困国の雇用を創出する印刷屋、丸吉日新堂印刷の挑戦
全国から約2万7000件の名刺制作を受注をする札幌の小さな印刷会社の成功の秘密は、地道な社会貢献にあった。(1/16)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。

Special

- PR -

サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ