薄い Mac Book Pro を持って街に出よう
みなさんお待ちかね、ついに新しいMacが発表されましたね。
会社から支給されているMac Book Proなのですが、ぼくにとって初のApple製品であり、いまも手もとにある唯一のApple製品です。買ってもらって1年間は快適に使っていましたが、突如キーボードが暴走する障害にみまわれ、サポートにたらい回しにされたあげくに修理されてきたマシンの液晶にでっかい切り傷が入っていて、またすぐにサポート送りになったこと(サポートはクロネコヤマトガーとか言ってましたが南国の蛾かなにかのことでしょうか)などが懐かしく思い出されます。
その後はたいしたトラブルもなく来ましたが、この春まる4年を超えたあたりから、急に瀕死の状態になっています。いまはキーボードがまったく効かなくなったのでキーボードの上にワイヤレスキーボードを重ねるというひどい状態になっています。外で仕事をするときのもこの状態です。スタバでMac広げてるノマド気取りはうざい、とか思ってる皆さんにおかれましては、ぼくのこのキーボードonキーボードの恐るべきかっこ悪さを見て、なんとかフラペチーノとやらを盛大に吹いちゃってください。まあ、スタバでは作業しないけど。
↑純正ワイヤレスキーボードだからわかりにくいと言えばわかりにくい
そんなわけで、このApple発表を待って、新しいPCを購入してもらおうと企んでいたわけです。
で、発表から一夜明けてTwitterとかを覗いてみると、TLでは林檎好きのみなさんがわくわくしていろんなことをツイートしている反面、「なんかいまいちじゃね?」みたいな反応もあったりして、どうなってるのかなと思いつつラインナップを見てみました。
Retinaすごいな。おお、軽くて良いなSSD 256だと少ないなぁRetinaやめるとして下のクラスはあれいっそのことAirでいいのかいやいや画面が小さいのはちょっとやっぱノーマルMBPかあれメモリが8Gまでか
:
:
:
予算オーバー。
というわけで、買うものがありません。ぼくのいまの仕事のニーズとしては「メモリは好きに増やしたい」「軽い方が良い」「保存領域は多い方が良いのでSSDじゃなくてもいい」「画面サイズは大きめが良いが、Retinaじゃなくていい」というもの。まったくニーズに合ってません。重さを我慢するとしても、メモリがオンボードになってしまって後から増やせないというのはイタい。
付属品がApple専用ってのはこれまでもそうだからしかたないんですが、MagSafe2を会社にある旧電源コードで使うには、1000円もするアダプタを買う必要があるとか(そしてたぶんすぐなくすのでいくつか買わないとあちこちに置いてある電源で対応できないですね)。プロジェクタに繋ぐコードもいまある古いのとはちがう(これは今回の変更じゃないですが。いずれにせよ、最初にあったのは速攻でなくして買い直した)とか。なんなんだこの不自由さは。
いろいろ悩んでいたんですが、ふと原点に戻って考えてみることにしました。もともとMacを選んだのにたいした理由はありません。会社的にはどちらでもいいと言われています。ただ同僚の開発者はMac選択者が多めではあり、初めて使ってみるのもいいかな、というのもあってMacを選んだにすぎません。MacであればWindows開発もできるが逆は出来ないという話だったんですが、最近のぼくの業務と言えば、.NET開発がメインでして、ほとんどがBootcamp上のWindowsでの作業なのです(これもスタバでノマドうざい派の皆さんには、スピーカーOFFにし忘れてうっかり流れるMacからのジャーン音のイケてなさに、なんとかラテのグランデを盛大にひっくりかえしつつ悶絶していただければと思います)
そんなわけで、あっさりMacを買うのは止めにして、たまたま同じタイミングでThinkPadを買った同僚に便乗して、ほぼ同じスペックのものを購入することにしました。ThinkPadなら電源コードもサードパーティがあるし、プロジェクタのコードもそのまま繋がるし、SSD+HDD構成が選べるし、メモリも自由に増やせるし、サイズも軽くなって持ち運びにも便利。VMでLinux入れれば当初Macのローカルで作業していたこともできます。なんだ、これで十分じゃないですか。
さようならMBP、ただいまThinkPad。これでスタバ系ノマドうざい派の皆さんのコーヒーを無駄にしなくてすみますね。めでたしめでたし。
(追記)なんかノーマルMBPのメモリはオンボードじゃないようですね(Web上のAppleストアの記述ミスという話も?)。なにがなにやら。ていうかもうThinkPad買っちゃったんですが……。