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モバイルシフトとソーシャル化によって変化するネットの世界を、読者と一緒に探検するBlogです。

ソーシャルストリームがポストWeb2.0時代の最大のトレンドであることについて - 2

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Webに載っている情報は、当たり前の話だが、原則として人間が五感で理解できるモノばかりだ。


テキストや画像のストリームはTwitterが、人間関係のストリーム(ソーシャルグラフと言っていい)はFacebookが、動画のストリームはYouTubeとUstreamが、商品の流れ(=物流)はAmazonらが抑えつつある。それらはRSSフィードとAPIの互換によって、共有化されたり相互補完する関係になっている。これをソーシャルストリームと僕は呼んでいる。
つまり、ソーシャルストリームにおいては、五感と互換が大事だということだ(音韻をふまえたダジャレを言ってみただけのことだ)

基本的なデータストリームの、個々の覇者は上述のように決まりつつある。
後は音楽と(商用の)映像のストリームを、AppleがiTunesのWebアプリ化で抑えにかかることが、今後の注目領域かもしれないが、Appleが無料サービスに転じることはないから、ソーシャルストリームという意味での干渉は少ないだろう。


いずれにしても、ソーシャルストリームは拡大している。
ソーシャルストリームの上に流れる情報の多くは、確かに会話なのだが、肝心なことはソーシャルストリームの技術的な側面だ。日本のメディアもソーシャルメディア周りの関係者も、社会学的な観点でしか、いまのWebの状態を語りたがらないが、欧米のメディアでは、よりテクノロジーの現状と未来についての思索に時間を多く割いている。インターネットはビジネスモデルの勝負ではなく、テクノロジードリブンの世界だということを、ちゃんと語り合いたいものだ。

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