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今年に入ってからというというもの、セミナーやカンファレンスの類に呼んでいただける機会が急増している。そういうイベント自体が(Web2.0の影響でもあると思うが)増えているという事もあると思う。

つまりプレゼンテーションの機会が多い、ということなのだが、僕がプレゼンをする際に気をつけている事がいくつかあるのでご紹介したい。

  1. 印刷物を使う場合と、プロジェクターを使う場合で資料を変える
    これは割と気を使っていない人が多いので改めて指摘したいのだが、印刷したモノを渡して、それを使ってプレゼンする場合は、プレゼンを受ける人は聞き手ではなく読み手になりがちである。だから、資料にはなるべく多くの情報がないと不満を覚える。
    印刷物を渡してプレゼンをする場合は、たいていは少人数相手の商談であり、対面で商品なりサービスを説明しているというシチュエーションである。だから資料には詳細の情報を書き込んでおく。
    しかし、プロジェクターを使い、比較的大人数の人に行うプレゼンの場合には、あまり資料に多くの情報を書くべきではない。なぜなら、彼らは読み手ではなく聞き手なのであるから。資料を読みにきたのではなく、話を聞きにきているのだから、主役はプレゼンター自身であるべきなのである。

  2. すべてを理解してもらおうと思わないこと

    プレゼンを聞いている人が複数の場合、理解力には当然ばらつきがあるし、基礎的な知識を持っているのかいないのかさえ、あらかじめ知ることはできない。だから、全員に話の内容を完全に理解してもらうことはまず不可能である。
    というよりも、どんなにうまいプレゼンターであっても、わずか数十分の対話で、言いたいことすべてを伝えることはできない相談であり、それをできると思うこと自体が傲慢であると思うべきだろう。

    だから、部分的あるいはアウトラインだけでもつかんでもらえれば成功と考え、あまりに多くの情報をプレゼンに詰め込まないようにしなければならない、と思う。

  3. 聞き手を楽しませるための工夫をすること
    どういう理由があるにせよ、24時間という限られた時間の中で、ある一定の時間を多くの人と共有できることはすばらしい。また、そうした貴重な時間を、自分の話を聞くために割いてもらえる以上、少しでもためになる情報を与え、そして楽しんでもらえるような工夫を考えるべきと思っている。難しいことを難しく言うのは簡単だが、どれだけ平易な言葉とイメージを使って印象づけるかを考えるべきだろう。
    だから僕の資料は、普通のプレゼン資料の3-5倍の量がある。30分話すとしたら、だいたい150枚くらいになってしまう・・・。

以上のようなことを考えながら、実は今まさに、明日のプレゼンの資料を作っている(^^:)。たくさんの機会をいただけることはこのうえなく幸せなことなのだが、リピーターがいないとも限らないので、常に話す内容を何かしら変えて、少しでも新しい情報を持ち帰っていただかないと、結局楽しんではいただけない、だから資料をその都度作り直さなければならない、ということ・・・。




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コメント
ちなお 2006/11/14 12:04

これは講演をプロデュースする側からしてもためになる話です!なるほど…


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小川 浩

小川 浩

株式会社モディファイ CEO。
著書に「Web2.0Book」「仕事で使える!Twitter超入門」「ソーシャルメディアマーケティング」「ソーシャルメディア維新」など




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