プラットフォームとしてのブラウザ
商品タイトル: Firefoxの果たす役割
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僕はSafariが大好きなのだが、最近Firefoxを利用することが多い(やむなくSafari風にスキンを変えて使っている)。
タブブラウザとしての機能は、FirefoxのほうがSafariを上回っているのかもしれないし、プラグインの豊富さは比べ物にならないが、見た目の美しさにおいてSafariははるかに上をいっている。
Windowsユーザーだとあまり気にならないと思うが、チェックボックスや選択ボタンなどが、Mac用のFirefoxではSafariと同じようなAqua風になってくれないので、かなり受入れがたいところがあるのである。
しかし、その僕でもFirefoxを使う頻度が上がっている理由はfeedpathのBlogエディタがSafariではすべての機能を使うことができないためだ。(この理由についてはここでは触れない)
Blogエディタは、利用し始めた人にとっては、相当のSticknessを持ったツールで、これを使いたいがためにBlogサービスを(よりオープンなMT系やTypepad系に)変更したという声もよく聞く。
ところで、Macでは(BootCampを使ってXPをインストールしないかぎり)無料ネットテレビのGyaoを観ることはできないのだが、だからといってMacからWinに変えようとは僕は思わない。しかし、いくら好きでもブラウザなら、好きなソフトをあきらめて別のブラウザに乗り換えることはしてしまう。つまり、OSと比べるとブラウザの乗り換えコストは安い(というかたいていはタダだ)し、また、複数を併用できるので障壁がかなり低いのである。
しかし、それもこれも、やはりFirefoxがWin、Mac、Linuxという複数OSに対して同時に最新バージョンを提供してくれているおかげでもある。クロスブラウジングを実現してくれて、OSの仕様の差異をかなりの部分で吸収してくれているおかげであると思うのだ。
今に言うことでもないとは思うのだが、Webの進化を支えているのが、多くのボランディアの真摯な努力であることを、改めて考えさせられている。
評価:
評価者: hiro
評価日付: 2006-07-31
カテゴリー: ブラウザ