コピーキャットをどう評価する?
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ITmediaで強烈な記事が。
「ネットサービス“そっくりさん”登場のなぜ 」というものだが、ちょうどバッシングの対象になってしまっているライブドアの各サービスがやり玉に上がっている。要は、人真似のサービスばかり作っていることに対する揶揄的な記事だ。まあ、ライブドアは堀江さん自身が「Yahooの真似してなにが悪い」と言われていたから、確信犯と言えるのだが。
英語では、こういう模倣犯のような行為者をコピーキャットと呼ぶ。化け猫ならぬ真似猫というわけだ。
Web2.0における流行の一つにMashupというのがある。このBlogでも何度も取り上げているが、既存サービスや外部APIを組み合わせて、独特のサービスを作り上げる手法だ。でも、コアとなるオリジナルテクノロジーが無ければ、結局フランケンシュタインの怪物みたいなもので、まともなサービスとは到底見られない。ましてデザインまで真似たとあっては、悪趣味なだけである。
日本はその昔ソーテックが初代iMacをパクった商品を出して顰蹙を買ったが、意匠に対するリスペクトの無さという点では、相も変わらず”アジア的”のままだ。前回のエントリーでも書いたが、良いデザインを作るということは機能を熟知してこそ成り立つ業だ。それを人真似するということは、良い機能を作るという信念も無いということに他ならないのである。残念でならない。
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