Google Base vs eBay or Yahooオークション
Google Baseがついに、独自ペイメントの提供を始めるらしい。基本はクレジットカードによるものらしいが、テスト運用を2-3ヶ月以内にスタートするという。Google BaseのスタッフがBlogで明らかにした。
僕はこれまでSpeed Feedでも、最新著作である『Web2.0BOOK』の中でも、Google Baseが今後のGoogleのビジネスの中核になる可能性があると示唆してきた。技術的には、セマンティックWebやMicroformats、Structured Bloggingなどの試みを行うグループとの蹉跌をもたらすと考えているし、商業的にはこれまで存在してきたありとあらゆるマッチングサービスに、深刻なビジネスモデルの再構築を迫ることになると思う。
Google Baseが独自の支払い方法を持つことによって、まずC2CあるいはB2C的な売買モデル、すなわちオークションのようなサービスモデルを行っている企業がまず大きなダメージを受ける。Google Baseでは売買の手数料を取らず、そこでの広告収入を目指すであろうから、eBayや日本のYahoo!オークション、ビッダーズなどのサービスは、対策を考える必要がある。また、楽天のように出店者側からのサービス利用収入を得ているオンラインモールも影響を免れないだろう。
Googleは相変わらず様々なサービスを投入しているが、その目的は 自らをイノベーターとして認知させるとであり、クールさを保つ努力であると思う。(このアプローチは、はてなにも当てはまるだろう)
しかし、Google Baseは実際の収入源として考案された、検索エンジンと対になるコアモデルであると僕は考えている。