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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

何年以内の確率がどうのこうのと騒ぐ前に自分自身の備えを考え直す

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まもなく3月11日が来ます。それまでに考えていた事、その時起きた事、それから起きている事、そしてこれから起きるであろう事などなどを色々と検証しなおし、判っている範囲で評価し、そして次に進むために必要な事をもう一度考え直すための一つの区切りと言えるかもしれません。評価の軸は人それぞれだとは思います。唯一の正解と言うモノは無いのでそれぞれが判断するしかない。

でも、何も考えないというのは私は嫌です。だから考えます。それ以前に何を考えていたのか、あの時何を考えたのか、その後何を考えてきたのか、そしてこれから何を考えてゆかなくてはいけないかっていう事を。

 

今あらためて2011年3月11日のTweetを自分で見直す

あの日、色んな人が頼ったように私もTwitter上での色んな人との会話に随分と頼りました。ただし不特定多数の人たちの情報を集めるというのではなく、あくまでも知り合いの間での公開連絡手段みたいな位置付けでしたが。

そして、その時のやり取りを一ヶ月後くらいにまとめたのが 3.11のツイート (by 岩永 on Twilog) というエントリー。実は自分で後から見直すと、本当にその時の色んな光景や思いが生々しく浮かび上がってきます。因みに前日に書きあげて当日の朝6時過ぎにタイマー仕込みで投げたエントリーが 「悲観的に準備をし、楽観的に対処する」という姿勢 というエントリーです。別にたまたまそういうタイトルのエントリーだったわけですし、内容的には一般的なビジネスの場で遭遇するプロジェクトについての話だったのですが、でも根っこの部分はあらゆる事態に通じる部分があるわけで、自分で驚いても仕方無いのですが、でもこれはなんだろうと思ったのは事実です。

 

じゃぁ今何を備えているのか

どんな内容の話であれ、自分でキチンと情報を収集し、キチンと判断できるように努力する必要はあるよねというのは常に意識しています。何かを極端に忌避することなく、何かを極端に妄信するのでもなく。何かを全否定するのではなく、何かを全肯定するのでもなく。

そういえば、神戸の震災の時から備えていた一通りの「サバイバル装備」は常に持ち歩いているのですが、時々キチンと見直さないと何かのタイミングで家に置いたままになっているモノがないかとか、家族との連絡方法をちゃんとみんな覚えているかとか、日常居るオフィスでの避難方法について自分で理解してるかとか、当然通勤経路ってどんな状況なんだろうとか。

もちろん色んな人が助け合う事になるだろうし、実際に3月11日からのしばらくの期間の状況を思い出せば参考になる部分はあるんだろうけれど、でも最後は自分を自分で守る必要があるわけで、だからこそ最低限の装備やら備えは自分でキチンとやっておかないと。

そんな事をキチンと思い出して鞄の中や身の回りを整理することってのは大事だと思うんです。

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