THE SHOW MUST GO ON:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) THE SHOW MUST GO ON

通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

電車通勤の私が普段利用しているのは東急の田園都市線。都心に近づくとメッシュ状に繋がっていて色々と迂回路を取れる東京の電車網ですが、その先は郊外に真っ直ぐ伸びてゆくような路線が多くなります。私の場合、自宅があるのは正にそういうところ。迂回路は本当に迂回する経路になるのでいざ何か起きたときにどのルートを取るのかは結構考え物です。

もちろんそれでも迂回する経路をいくつか選択できるというのは比較的恵まれた場所なのかもしれませんが・・・

 

朝のいつもの駅から溢れんばかりの人の山を見たときの「あー、何かおきたなぁ」感

以前から家を出る前に電車の運行状況については割りとチェックする人ではあります。件の田園都市線の朝の運行って言うのは色んな理由があって5分10分程度の遅れが出るのは殆ど日常の話なんですが、たまに車両故障や保安設備故障、そして不幸にも今日のように人身事故が起きてしまうと、それこそど~んと遅れます。家を出る時点で既に止まっているのが判っていれば最初から近くを走るJR横浜線方面にバスで抜けて同じ東急の東横線に逃げるか、はたまた東海道線あたりまで行くのか。乗車途中に止まってしまったらJR南武線に迂回するか、はたまた東急大井町線に抜けるか。さらにその先は・・・ とまぁ、色んな状況に応じた迂回策が頭を巡るわけです。

もちろん「絶対に何時までに行かなくてはいけない」という厳しい状況でなかったりすると「仕方ないからとりあえず駅で待とう」というコトも当然あるわけで、今朝の田園都市線での場合には諸般の事情を鑑みて関係者にケータイから「遅れます」と連絡して、運転再開まで待ったりすることも当然あるわけです。

ただ、ここで問題。待つと言っても駅周辺で早朝にあいている喫茶店なんてそれほどありませんし、そもそも私ごときが気が付く前に既に多くのお客さんで埋まっていますから、テイクアウトのコーヒーを買うのがせいぜいできること。仕方ないので駅周辺でしばし立ち尽くすも疲れてくるので適当に階段か何かに座り込んで待つ訳です。周りには勤務先の関係者に電話する人、同級生を見つけてわいわい騒いでいる学生、急遽近所の交番から出てきた警察官、そして色んな人の応対をしている駅員。因みに私が毎朝利用する駅は普段jからいろんな議員さんが良く街頭演説をやってるんですが、今日は居なくてよかったね~とわけの判らんことを考えたり。

とまぁ、そんな中にいた私は正に出勤難民だったわけです。待つと決めたのは自分なので、それはそれで良いんですけれど。

 

自分の中の普段のシミュレーションは「どうやって帰るか」が基本である事に気が付いた

実は私、たとえば震災時、あるいは台風などの災害時のために都心の勤務先などからどんな状況ならどうやって帰るかというのは随分と前から色々とシミュレーションしていた人です。なんどかエントリーにも書いたことがあるのですが、それを本気で考えるようになったのは実家がある神戸が震災に見舞われたときからですね。実際、それ以降はずっと基本的な持ち物として最低限の非常食や小さな懐中電灯(今ではいわゆるヘッドライトを持っていますが)、小さな笛、マスク、ナイフでも切れにくい素材の手袋などは必ず持っています。普段は単にその分鞄を重くしているだけですが、そのうちの幾つかは実際に3月の震災時にも役には立ちました。因みに電話については3GとPHSの2台持ちです。これには別にも理由があるのですが、とりあえず連絡方法が2経路あれば大丈夫でしょうって思っている部分は実際あります。もっと言ってしまうと自宅の電話はアナログなのですが、これもそんな理由のひとつ。アナログ電話はもうやめるよという話もありますが、電話局が生きてる限り使える可能性が高いってのは少なくとも震災のときに役に立ったのも事実です。

でも、よくよく考えると「どうやって帰るか」ってのばかり考えてるんですね。で、実際のところ帰宅難民になるよりも出勤難民になるケースの方が多いかもしれません。頑張って無理して迂回するのか、それとも運行再開を待つのかってのは本当に条件次第なのですが、これもちょっと考えないといけないなぁと思ったりはします。もちろん条件状況その他の選択肢が余りに多いのと、災害とは違って生命の危機を感じる事はそれほど無いので、自分自身としても危機感を持ちにくいからなのかもしれませんが。

 

社会基盤、つまりインフラってのは色んな種類があるわけですが

電気ガス水道通信、そして交通機関。どれが使えなくなっても不自由が出るってのは裏を返すとそれらの存在を前提にしないと成立しない生活になってるわけで、でもその状態は一概に悪いものであるとも言えないとは思うのですが、時々それらのどれか、あるいは全部が駄目になったときにどうするよってのは、やっぱり時々考え直したほうが良いよねと思った次第。

ただし、それはあくまでも非常時であって日常それらのどれかが欠けた状態になるとすると流石に色々と困るわけですが。

 

bibendum_iwa

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岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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