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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

イベント出展の選択肢を広げるカフェテリアプラン

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ある展示会の開催案内&出展社募集のDMが来ました。普通だと「ふーん」と適当に眺めるのですが、料金設定が面白くてしっかり見てしまいました。

厳密に言うとDMが来た時点で公開情報なのでしょうけど、その主催者のWebを見てもまだ開催告知が掲載されていないので、一応某出版社が主催するイベントとしておきます。
このイベント、もう駄目だろと言われつつ生き延びてきたのですが、いろいろな経緯を経て今回完全にリニューアルするものです。主催の考え方や開催方針自体はなかなか面白そうなのですが、一番目に留まったのが出展のためのカフェテリアプランと呼ばれる料金設定。正確には参加のための料金設定といったほうが良いかも知れません。

通常だと出展小間数によって単価設定がされていて、パッケージとして告知やら何やらがついてくるのが殆どです。ブース造作がセットになっているパッケージブースというのは良くあります。
また、それなりの大小間だとゴールドだかシルバーだかのスポンサーとしてセミナーがついてきたりしますし、プロモーション媒体にどれくらい載せます・・・みたいなパッケージになっていたりします。もちろんロゴの露出とかの権利がついてきますが、実は結構無駄なオプションが自動でついてきたりするケースもありますし、あとからxxxをやりたいのだけれどと言うとオプション料金がガンガンかかって、結構高い買い物になったりもします。

それに対して、カフェテリアプランは幾つか用意された料金に応じてポイントが設定されていて、個別に利用ポイントが設定されたメニューから使うものもチョイスするという方式ですね。たとえば10小間以下とかの比較的小さな規模での出展社にとっては従来はそれほどオプションを選ぶ自由度は高くなかったのですが、このプランではも幾つもの選択肢が用意されていて結構便利かもしれません。

また主催から見ても、最初からお得なプランとして提供しているので、強硬な営業活動で嫌われたり、あるいは裏でのDiscount交渉に巻き込まれずに売り上げを確定できる・・・といったメリットもあるのでしょうけど、主催もビジネスですから、まぁそれはそれと言うことですね。

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