「手垢」「脂汗」が大量についているプログラム
おはようございます。
関西ラウンド3日目。今日は滋賀県が中心です。
===ほぼ毎朝エッセー===
今朝は時間が不足気味なので社内【朝メール】でのプログラマーのOさんとのやりとりから。
以下引用==>
[Good News&Thanks]
- 大きな鉄の弾み車からの分裂、という今朝のエッセーを読んで、
自分もその大きな弾み車から離れたくないのに離れてしまいそうな、
不安があることに気づきました。
弾み車の中で自分が押しているところは、10年以上に渡り何人もの人が
がむしゃらに押し続けたところで、「手垢」「脂汗」が大量についています。
そのままそこを自分が押してみても、なかなか力が伝わらない。
なので押す時にはその場所の汚れを拭き取るようにしているのですが、
拭き取っている間は弾み車を押せていない、むしろ回転を妨げているように
感じるのです。
できるのなら一気に拭きまくって、一番力をかけやすい状態にしてから
力を込めたいと思いつつも、勢いを妨げたくはない、もっと速く回したいと、
押し続けることを優先しているのが現状です。
残念ながらその「汚れ」の実体は、誰が見ても「汚れて」いるとわかる
ものではありません。
まずはその「汚れ」のひどさ、あるいはそれを拭き取るのにかかる時間、
拭き取ることによる効果を、定量的に示せないか考えているところです。
<==以上引用終わり
汚れは汚れであると認識することが第一歩ですね。
気が付かない人、無頓着な分野というのはどこにでもあるもの。
数値化、見える化など、製造業では様々なQA手法が旧来から開発されています。
日本の生産技術の強さはそこの清潔感にあると考えています。
汚れの効果的な視覚化とその対処ツール、そして、成果を共有するための数値化の継続。
一般論ではこのようなアプローチがいいと考えます。
これをソフトウェアの分野でe-JanのDevopmentチームが開発できることを期待しています。
このノウハウが長期にわたったコアコンピタンスになっていく。
そういった一段大きい弾み車へと進化する過程なのだと思いました。