「curiosity driven works」「好奇心駆動仕事」でいこう
おはようございます。
ずいぶんと涼しくなりました。クモ君は不在。アジサイも元気度ダウン。
今朝はスーツの上着なしで出てみました。肌寒いくらいです。
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「自分だけだから構わないよね」
自分一人が非協力的でも構わない。組織は組織で動いているのだから。
二日酔いなどで特に予定がなければ突発で休む。遅刻をする。
入社して数年、20代の頃、心の風邪にかかったのだと思います。
先輩社員の、如何にも手を抜いたような勤務態度に悪影響されたのでしょう。
「どうせ自分の人生。手を抜こうが頑張ろうが待遇もすぐには変わらない」
このように思って仕事がバカらしくなってしまったのです。
悪いことは簡単に伝播するので怖いものです。
当然のことながら、直の上司には叱られます。でもこれといって堪えません。
叱られたからといって態度を変えるものではないです。
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そのしっぺ返しは半年後くらいから徐々にやってきました。
仕事での連絡ミス、開発テーマの頓挫、お客様からの苦情。
実に様々な形で現れるのです。その原因について考えてみると、
帰結するのは自分の手抜きが原因だということです。
「やはり手を抜くと自分に返ってくる」
そう思って不思議な納得できたのです。すると心の風邪はすっと治りました。
怖かったのは、その後の悪影響です。3年近く自分を苦しめました。
3年後の自分に相談するという習慣ができたのはそのためです。
さて、いちどかかった心の風邪からの脱却にはコツがありました。
それは「好奇心ドリブン仕事」※です。好奇心をエネルギー源ににした仕事。
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どのような仕事でも、視点を変えて好奇心をもつ。
「なんでこれをやるのだろう」
「どうしたら効率化できるのだろう」
「もっと簡単な方法はないのだろう」
「自分のこの仕事の意味ってなにだろう」
「やった仕事はどのように社会に伝わっていくのだろう」
「このお客さんはどうしてあのような発言をしたのだろう」
好奇心を持てば仕事がゲームかパズルのように思えてきます。
興味を持てば、様々な気づきが生まれます。
このような姿勢でいれば「やらされ仕事」にはなりません。
実に簡単な心の持たせ方の違いでした。
"curiosity driven works"、いい言葉の発見かも知れません。
「好奇心駆動仕事」
やってみてはいかがでしょう?
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※最近覚えた言葉、「テスト駆動開発」の英語が「test driven development」だと知りました。
「driven」を「駆動」と訳したのは不自然ではないかと、社内の開発者に絡んでいたのです。
どうやら一般的用法なのだと説得させられていました。
そこでふと今朝「curiosity driven works」を思いつきました。
訳すと「好奇心駆動仕事」? なんとなく納得できないですが。。(笑)
こんな【朝メール】での社内やりとりで説得されています。
技術者A) 単体テストを作成してから本体の開発に取り掛かる、
テスト駆動開発は大変よいものだと思います。
継続して布教していこうと思います。私) ⇒「テスト駆動開発」という言葉があるのですか。Wikiでみたら
『近年はビヘイビア駆動開発へと発展を遂げている。』だそうです。
なぜ「駆動」という言葉を使っているのだろうか。
drivenの直訳としてはちょっといただけない。技術者A) Hoge driven development はすべからくHoge駆動開発と訳されています。
何か違和感がありますか?私) ⇒違和感ありますね。drivenというのは、「意識して」とか「中核の」
というような意味合いで使われていると思うのです。定着してしまって
いるのであれば、最初に訳したケースが残念だったということか。技術者B) →ちょうどTさんから貸して頂いた『チケット駆動開発』という本の中で、
「なぜ「チケット駆動開発」と呼ぶか?」という節があります。
そこで示された理由は
「チケットがプロジェクトをテンポよく推進してくれる」
ということでした。
この話のスタートである「テスト駆動開発」も、
「テストがプログラミングをテンポよく推進してくれる」
ような仕掛けになっています。
この「テンポよく推進」を言い表す日本語として「駆動」を充てるのは、
あながち外れてはいないと私は思います。私) ⇒ありがとう。
すると「好奇心が仕事をテンポよく推進してくれる」となるわけですね。