1982年の名作映画『ガンジー(Gandhi)』を観て涙が出てきました
おはようございます。
早朝は雲が多めでしたが次第に晴れてきています。
天候がめまぐるしく変化することが春のサインですね。
気がつくと木の芽も膨らんでいます。
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映画『ガンジー』(Gandhi)。
WOWOWの番組をハードディスクに録画してありました。
1982年公開のイギリスとインドとの合作映画とのことです。ベン・キングズレーという俳優さんが、余りにガンジーと雰囲気を似せているのがとてもリアルでした。その後、アカデミー主演男優賞を受賞しているのですね。
それを週末鑑賞しました。
そしてやられました。思わず涙。ツボを突かれたのでしょうか。
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考えてみると自分はインドには、色々と縁があります。
1970年代のイギリスで仲が良かった同級生はインド人でしたし、1980年代に社会人になってからも、いろいろと縁があった技術者にもアメリカ在住のインド人が多かったです。
2000年に会社を始めた当初からも、システム開発をインドで実施しました。その結果、何人ものインド人が会社にいてくれたことがあります。
プログラマーたちが余りに上手にカレーを作ってくれるので、社名を変えてe-Janならぬ、e-マハラジャンにして、料理のケータリング事業をしようかと笑っていたくらいでした。一時はインド人たちが出入りできるように、寮まで用意していたこともありました。
その結果、自分としては、インドの歴史などをあまり知ることなく、直接の知人経由でインド体験をしてたことになります。その階層社会、宗教の混在、州の存在など。日本とだいぶ違う大国を、まずは人との接触から部分的に知り始めました。
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今回、この『ガンジー』では多くのことが勉強になりました。
・ガンジーは何をもって「無抵抗主義」※と呼ばれていたのか。
※「非暴力、不服従」でした。よく誤解されているが「無抵抗主義」ではない。
・ヒンズースタン(インド)とパキスタンに別れてしまったこと。
・ヒンズー教徒が多いインドにおける回教徒の立ち位置の難しさはどういうことなのか。
ガンジーが生涯をかけて、心の奥深く流れている信念を貫くようになったこと。信念の強さが印象的でした。そして、それを観ていて、いつの間にか涙ぐんでいました。
この映画、長めですがお勧めです。機会があったら是非鑑賞してみてください。
この映画が最後に取り上げていたセリフです。
「私は失望したとき、歴史全体を通していつも真理と愛が勝利をしたことを思い出す。暴君や殺戮者はそのときには無敵に見えるが、最終的には滅びてしまう。どんなときも、私はそれを思うのだ」。
※写真はWikipeiaに掲載されていたものを引用させてもらいました。
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