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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

父が瀕死の重体(2)緊急手術と事故の詳細

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おはようございます。

すっきりと空気が冷たい朝です。
星と月がきっちり広がる空の中を今朝も駅までウォーキング。

昨日の父が瀕死の重体(1)住宅街での雑な営業バイク運転に跳ねられた に続けます。

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病院から渡された「施術に関する証明書」という書類には次のように書いてありました。急性硬膜外血腫による脳の圧迫。そして施術の目的には、「脳への圧迫の解除、出血源の止血」と。

説明を聞くと、左後頭部の頭蓋骨が骨折しており、硬膜というところとの間に血が広がっており、それが脳を圧迫していて、それを除去する手術が緊急に必要だと。あと、脳への傷からの気泡の侵入も見られているため、そこからの感染症も心配と言われました。

緊急手術は15時から実施することになりました。他の手術が実施されているそうで、その場所が空き次第の段取りになりました。

そこまでの待ち時間約2時間。妙にぽっかりとした時間が空きます。

心配で、気の毒で、それでいて待つことしかできない時間です。

少なくとも、警察にどのような状況だったのか聞くことにしました。緑の公衆電話にコインを用意して電話をかけます。

「あ、もしもし、◎○さんですか?今朝、事故に合った坂本の息子ですが…」

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事故の状況を詳しく聞くと次のようなことでした。

・事故発生時間:推定10:15頃

・加害者:J信用金庫のSさん、3輪オートバイで加害。
 「車止めの棒に気を取られて横を見ながら段差を乗り越えるために
  アクセルをふかしたら、そこにいた人にぶつかり、自分から右側に倒れた。」

・場所:マンションの私有地内

現場を見てみましょう。ストリートビューから写真を使わせていただきました。この車止めを3輪オートバイですり抜け、段差を越えるためにさらにアクセルを吹かしたと。そして、前方不注意で父にぶつかり、その事故を起こしたとのことです。車止めのはずが…。

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後に現場に行ってみて、道路に書かれたチョークと、若干の血糊を確認します。

車止めから入って2メートルくらいのところで接触したのでしょうか。そして、その先、5メートルくらいのところに倒れています。ものすごいスピードで入ってきた様子がうかがえました。

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父は一般の道は危ないと思っていたのか、普段から私有地内、そして、なるべく自転車やバイクの通行が無い部分を選んで往復していたのです。また、よくA信用金庫とJ信用金庫のバイクが高速ですり抜けて行くので、「危ない!」注意勧告をして、家でも憤慨していたそうです。

よりによって、そのバイクにやられてしまったわけです。

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・10:19頃に119、救急車がくる。
・救急車で緊急処置、病院選定中に警察到着。
・母が、運動のために通っているプールより帰宅。救急車に出くわす。
・そのまま女子医大に緊急入院。

・脳外科の集中治療室でCTスキャン。
・左後頭部頭蓋骨骨折をしており硬膜との間に血。
・左後頭部下部には空気の侵入あり (感染症が心配)。
・その他、肋骨や腕などが折れている可能性あり。
・顔は口の中が血だらけ、左目上部に大きなあざ。
・腕などにもあちらこちらに怪我やうっ血あり。

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手術が始まる直前に、父に励ましの言葉をかけに行きます。手術には4-5時間かかるとのことでした。もし、意識が戻らなかったら、これで最後かと思うと言葉に詰まります。

父は事故に遭遇したことを相変わらず悔しがっていました。違う話題を選びます。娘が先週の日曜日に地元の音楽大会でグランプリ賞とオーディエンス賞をダブル受賞したことを伝えます。

ICUから離れます。

夜8時まで続く手術中は家族が病院に残る必要があるのですが、妹がその役割を買って出てくれました。自分は、その間、病院で待つのはやめました。飛びかえればお客様との約束の時間に間に合います。

3時ちょうどにJ信用金庫の加害者自身と、その上司、さらには支店長と、3名でやってきました。その方々と立ち話をします。事故の状況などについて聞いてみました。大きな果物セットをもってきてくれているのですが、受け取っても邪魔になるだけです。食べる気持ちにもなりません。お断りしました。

全身でお詫びの様相をしている加害者のSさん、50代半ばくらいでしょうか。その上司が30歳そこそこ、支店長も40歳程度でしょうか。信用金庫の営業現場では、転職組がノルマに追いかけられているのでしょう。そのために、バイクを住宅街で飛ばしながらいる様子が目に浮かびました。

事故は加害者も不幸にします。そういうことをさせる仕組み自体を是正しなければいけません。

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以下次号。。

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以下、いただいたメッセージたちを時系列で転載させてもらいました。
ありがとうございます。父に届けます。

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■2011/11/16 9:05
お父上様のお怪我のご様子から
まずは大事に至らなくてなによりです
一日も早い、ご回復をお祈り申し上げます。

私の父も大病を患い、何度も手術をして
9月に80歳を迎えることが出来ました

大阪に両親を残してきているので
なにかあると大変です。

まぁ、それも運命なんだと受け入れながら
すごしている毎日です。

お父上さまのことでご心労が重なりませぬように

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■2011/11/16 9:10
お見舞い申し上げます。たいへんな災難でしたね。早期のご回復を心よりお祈り申し上げます。

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■2011/11/16 9:18
最近は歩道を我が物顔で疾駆する小型バイクや自転車に、思わず肝を冷やすことが多々あります。
幸い大事に至らなかったとのこと、ホッとしています。
一日も早く回復されますように。

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■2011/11/16 9:24
お見舞い申し上げます。

交通事故は私も経験ありますが、あれは自分がどんなに気を付けてても、貰い事故だけは避けようがありませんね。

お父様の回復力、日ごろの運動の賜物ではないでしょうか?
一日も早く回復されることをお祈り申し上げます

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■2011/11/16 9:37
拝読していて胸が締め付けられる思いでした。しかし、事故を悔しがられている様子と、最後に驚異的な回復と文字を見つけ、ちょっとだけホッとしましたが。
 
ふたたびお父様が元気に、お酒、将棋、そしていいじゃんネット様の成長を楽しまれるようになりますよう。

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■2011/11/16 9:39
今朝、ブログ「朝メール」を読ませていただきまして驚きました。
さぞご心配なこととご心情お察しいたします。

それでも、回復傾向にあるとかで安心いたしました。
お父様が一日も早くご無事で退院されることをお祈りします。

突然のメールで失礼しました。

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■2011/11/16 9:54
坂本様
お父様の大怪我に驚きましたとともに、ご回復の方向とのこと、少しは
安心しました。
心よりお見舞い申し上げます。

早く回復され、富士山で、静養される様な状況になられることを望んで
おりますし、きっとその様に元気になられると確信しています。

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■2011/11/16 10:07
坂本さん

驚きました。お父様が事故に遭われた。
メールの内容で、状況が浮かびます。
手術が成功し、回復されることを、心より
願って止みません。

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■2011/11/16 10:20
父上重態の朝メール見てびっくりです。
入院先折り返しお知らせ下さい。

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■2011/11/16 10:58
永井さんのブログでこちらを知り、毎日読ませていただいています。

僕も、2月に父を失くしました。年齢も坂本様のお父様とあまり変わりません。
最後まで病に抗い、少しでも長く生きようとしていたことを見聞きしていたので、今回のお話は他人事とは思えずにいます。

以前のように回復されることを、陰ながらお祈り申し上げます。

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■2011/11/16 11:14
恐ろしい災難ですね、お見舞い申し上げます。驚異的な回復をしつつあるとのこと、日ごろの人生への前向きな姿勢が後押しして、早く元の状態に近づいていくことをお祈りいたします。

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■2011/11/16 12:15
同じように、身内が車にはねられた経験を持つ身として、非常に心配です。
(もっぱら、うちの場合は、うちの息子が悪いのですが)
>※ちなみに父は驚異的な回復をしつつあります。このことをディスクローズできるくらい。
で読んでいるこちらも救われました。

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■2011/11/16 12:15
ブログに書けるということは・・・大変不幸な出来ことでしたが、最悪の事態にはならなかったってことですね。注意に注意を重ねても先方の不注意で無駄になることがあり、悲しいですね。それでも、それを定めと受け入れて、自分が注意をすることしかできないですが。ご回復をお祈りします。

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■2011/11/16 12:36
交通事故はきついですねえ、お見舞い申し上げます。

私の父もほぼ同じ歳なので、注意して貰っていることがあります。

道路は、運動するところではないので、自分自身が十分に注意すること。
走る時は、左側をゆくこと(車両は、左側通行しているので、右側を走ると交差点で出会い頭に衝突することがある。

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■2011/11/16 14:07
坂本 様
重太郎さんが事故で大怪我をされたとのこと。大変驚きました。
お母様に電話し状態をお聞きしました。まだ未だご心配ですね。お母様も心労でご自身が調子を崩されたら大変だと心配しております。
貴兄や由紀さんがよくして呉れるので助かっていると仰っておられました。機会がありましたらご父君にくれぐれも宜しく心を沈めてご養生下さいとお伝え下さい。

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■2011/11/16 23:43
いま今日の朝メールを見て驚きました。
悔しいですね。。。
重太郎さんの一日も早い回復を祈っています。   

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※20111117 10:44 心肺 →  心配  修正しました。

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