WIIFYってウッフィー?ウィッフィー?ウィフィー?ウィファイ?
おはようございます。
昨日の雨が上がってからなんと蒸し暑いことか。早朝はまだ気温が低くて助かっています。それにしてもアジサイがとても大きくきれいになってきました。今朝はWIIFYについて。
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"WIIFY"という言葉があります。最近ちょっと流行って気になっている概念+単語です。WIIFYは、"What's in it for you?"の略。「あなたにとって何の得があるか?」という意味でしょうか。
概念的には、次のように動くものだそうです。
プレゼンテーションやブログなど、情報の受けて手にとってメリットがあるように考えて、情報を発信し続けると、聞き手にとってメリット、つまりWIIFYが充分に蓄積されたところで。今度はそれが情報発信者に廻ってくるという考え方です。
人へのいい貢献をする通貨みたいなものなのでしょうか。
マーケティング的には、人が欲しいだろうなという情報発信を続けるところには、いずれ、情報発信者が欲している、カスタマーが寄ってくる形になります。結果的には、自分たちのことを良く知ってくれている人々が集まって、そのままお客様になってくれるという、ちょっと理想的な現象が発生します。
「お客様を選ぶ」というのも大切なビジネスの基本ですから。
ところが、これは広告とは違い、即効性の少ないものです。継続性、情報の蓄積をすることによって、長いことかけて効果を上げるとのことです。
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オルタナブロガーでこの半年ほどダントツでアクセス数が多い斉藤徹さん、先週金曜日は彼の講演だったのですが、勉強になったプレゼンテーションでした。彼は一昨年、会社が立ち行かなくなり、ギリギリの人数まで削減、昨年からは広告を出すのをやめて、2009年4月からブログとTwitterによるマーケティングに徹したとのことです。WIIFYを信じてです。
そして、1年以上経った今年のGW明けくらいから会社への問い合わせが増え、今は、手に負えないほどの案件数になってきているとのことです。それも、ターゲットにしたアーリーアダプターの人たちが集まっていると。
詳しくはこちらに書いてあります。(永井さん「ら」のブログ記事です)
http://blogs.itmedia.co.jp/nagaichika/2010/06/post-2e1c.html
http://blogs.itmedia.co.jp/mm21/2010/06/looops-6349.html
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・ブログは情報の蓄積場所、Twitterは人柄のインジケーター。
・その相乗効果で、同じ興味を持つ人に集まってもらう。
・その人たちにお客様になってもらう。
・すると、無理に売る、無理に売り込むこととは無縁の企業活動ができる。
しかし:
→嘘は効かない、誠意ある対応が必須である。
→とにかく効果が出るまで時間がかかる。
だからTwitterにしてもブログにしても、企業が注目しているというメカニズムがあるわけだそうです。
それにしてもこのWIIFY、どのようにカタカナ表記すればいいのか、どなたか、公式見解をお持ちの方、いらっしゃいませんか?お教えいただけませんか!?