仕事からストレスを無くす方法
★【朝メール】20090122より
==ほぼ毎朝エッセー===
□□仕事からストレスを無くす方法
仕事にストレスを感じるのはなぜか?
それは脳の本来持っている特性にあるといいます。
脳はプライオリティ付けが苦手です。
やるべきこととしてとして脳が課題を抱えると、それらすべてを同時に処理しようと努力してしまうのです。それはコンピュータのメモリーと似ていて、様々なタスクがあると、それらを同時処理しようしてしまいます。
では、ストレスを感じずに仕事をすることができるのか?
やるべきタスクを一度脳の外に全て追い出してしまって、それらを整理して、順番を決めてから、脳の処理に任せればいい。そのことを実施するだけで脳は驚くほど効率が上がるという考え方があります。
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デビット・アレンという人が提唱するGetting things done、GTD、と略される手法です。これは数年前に話題になり、アメリカではもてはやされている手法ですが、日本では定着しなかったものです。
GTDによると、やるべきことは全てリストアップします。夢に近いものから、買い物をするものまで。そして、それらを一箇所に集めます。例えば紙に書いてです。この洗い出しに1時間から6時間程度かかるそうです。
そしてその項目を片端から見て処理します。
・2分以内にやれることだったらすぐにやる。
・それぞれの意味を整理して何をすべきかを明らかにする。
・その結果を整理する。
・行動の選択肢をクリアにする。
・行動を選ぶ。
その結果、目の前の行動に没頭できるという手法です。この手法について様々なITツールも出ています。
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何故日本で流行らなかったのかを気にしてその本を読んでいました。一人につき引き出しが4つほどいるというところを読んで、物理的スペースの問題なのだと妙に納得できてしまいました。
では、ストレスの少ない状態での仕事への没頭環境を、日本のオフィスで実現することができるのだろうか?そのような疑問を自分に持ちました。きっとできるはずです。スペースの問題は克服できるはずです。
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タスクが多数、脳を占拠するという状態がストレスの根本原因なのです。
課題が十分に細かく砕かれていて、そこに集中できる、そして集中していても、やるべきことに取りこぼしがないという状態を作るのです。情報を預ける信頼できる仕組みの手助けがあれば可能なはずです。今、やるべきことが納得されていればいいのです。
それはストレスのない仕事状態を実現できることにつながります。
性分なのでしょう、それをなんとかこの職場で実現することに考えが集中しています。色々とアングラで仕組みを作っていきます。そしてその全体像を次第に構築していきます。チームワークを最大限に発揮できるツールはまだまだ創れるはずです。