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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

孫さんにより → Singularity is coming...

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あまりまとまったものを書こうと欲張らずに、Twitterでつぶやくのに近い姿勢でやると、ブログがまた書けそうですね。

昨日のソフトバンクによるUstreamへの出資発表、およびその後の孫さんの四半期決算説明会。Twitterのタイムライン(TL)をちらちら眺めていましたが、ものすごいことが起こっているなということはすぐにわかりました。典型的なエピソードがこちら。

RT @akhk: RT @yukawasa: RT @dfnt: 孫さんにツイッターで話しかけたら返事→数分でスタジオ設立がどんどん決まって行く、という恐ろしい体験をしたのでまとめました。… http://bit.ly/9i432m

@himanainu_kawaiさんが説明会で待機している孫さんにTwitterで「Ustreamへの出資凄いニュースですね!表参道店に誰でも使えるUstreamスタジオ作って下さい!」と話しかけたところ、即断即決で決まったという展開。すばらしいことです。

その後の孫さんの説明会はUstreamで配信され、5000人以上が目にし、TwitterのTLは大さわぎ(いい意味で)になりました。

Twitter界隈では以前からキャズム超えが話題になっていました。1.5年前ぐらいから「これでキャズムを超えた」「いやまだだ」というやりとりがよくなされていました。
最近、特にこの方(@HyoYoshikawa ←以前仕事でご一緒させていただいたことがあります)がキャズム超えに関して熱心に発言していらっしゃいました。色々な現象をサンプリングしては「これでキャズムを超えた」という意味のコメントを書かれています。例↓

http://twitter.com/HyoYoshikawa/status/8174310366

私としても、2007年の夏ぐらいからTwitterを使い始めて、一時期不熱心になったり、ある時期はかなり否定的な見解を持ったりして、でも姿勢を修正してみるとまたおもしろくなったりということを繰り返して、現在は4度目の波が来ているかなという印象を持っています。キャズムもすでに超えているという感覚があります。定量的に明らかにできるわけではありませんが。

単にキャズム超えというのではなく、ひょっとすると、もっとそれよりも異質なよい変化が起こっている可能性もあると考え始めています。複雑系で言う「創発」に近いもの、すなわち、個々のふるまいが全体としては単純総和以上のシステマティックな様相を呈する、とか、以前、レイ・カーツワイルが言っていた「特異点」(Singularity)を超えたのではないか、とか。
(もっともレイ・カーツワイルが言っていたのは、CPUの進化がキカイとしての心性を獲得し、それが人間の能力の総和を超えるという意味だったわけで、それに対して現在Twitter上で起こっていることは、まさに人のつながり性がプラスに働く方向での特異点突破。人の価値。レイ・カーツワイルの真逆ですね)

ともあれ昨日は、複数の方がTwitterでおっしゃっていたように、日本のIT史上に記憶される日になったと思います。

昨日のよいまとめが以下にあります。

RT @TKool: browsing: ソフトバンク発表会祭に見る、孫正義の「現実歪曲時間」 - いま作ってます。 http://j.mp/abJizM

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