システム開発の方は次のような状況です。

8月半ばから9月半ばにかけて、インドのPuneにある開発会社に対して、①事業理念とサービス概要、②Webページの形で作成したモックアップ、③ハイレベルな要求仕様書を受け渡した結果として、10月半前半から④データベース設計書、⑤詳細設計書が上がってきました(彼らは仕事が非常に速い。非常に頭の切れるプロマネが1人いて、その下に若くて真面目なチームリーダーがいて、その下に2-3名いるという感じでやっています。なお発注リスクを見極めるために、日本にある彼らの親会社を訪問し、インド人の社長さんに会って大丈夫だという感触を得ました)。

詳細設計のおおかたの部分はこちらのイメージどおりの機能が実装される模様なのですが、モックアップを作らずに済ませた部分の理解がどうにもこうにもずれていて、正しい意図と要修正事項の伝達、彼らからの修正版詳細設計の提出の繰り返しが何度かあり、ようやく詳細設計が固まったというのが先頃。

経験からわかったことは、Webのモックアップをきちんと作り込まないと、文書だけの要求伝達では、大いなる誤解が入り込む余地があるということです。1日程度の作業をケチったばかりに、双方で数日程度の作業のロスが生じました。モックアップは重要です。

ということでまもなくプログラミングが始まります。

彼らは手が速いので、12月末ぐらいから色んな機能がテストできるようになり、1月にクローズドテスト、2月でバグを洗ってその末で公開という段取りでしょうか。
われわれは現在、本業を持ちながら開業準備を進めているので、スケジュール的にあまり無理をしない方針でやっています。

Webサイトのデザインは、大まかなラフが昨日できあがったところで、色々議論をして、修正すべきところを修正し、すべてのページについてコーディング手前のビジュアルを固めるという作業に入ります。1月のクローズドテストのあたりにはコーディングしたものをかぶせられると思います。

現在の懸案。

現在準備に当たっているのは、わたくし今泉と石井大輔というもう1人の”大輔”氏(ブログはここ。本業ブログはこちら)。彼は以前カード会社に在籍していたので、[pepoz]の決済面の諸事万般で非常に力を発揮します。この2人で進めているのです。
懸案は、これから世のみなさまにサービスをお披露目していくにあたって、この2人だけでは実質的にカバーしきれないところがあるわけで(そりゃ当然ですよね)、その部分をどうするか。

もうこれはインターネットの集合知様、Swarm Intelligence様にお願いするしかないと(最近「群創力」がイノベーションを生む」というよい記事を見つけました。swarm intelligence系ですね)。

[pepoz]のキモを一言で言うなら、”日本人の「知」を企業価値に変換すること”です。そのために知の流動化に構造的に取り組みます。それはすなわち個人の空いた時間(可処分時間)の流動化という形を取ります。これらは過去にこのシリアルイノベーションであーだこーだと書いてきたことのうち、実はメインのテーマだったりします。それを実現していくにあたって、これまでと同様このシリアルイノベーションにおいて、あーだこーだと書かせていただいて、それに対するフィードバックという形で、ご興味のある方がお声がけをしてくださればいいと。

そのためには「会社を『開く』こと」が必要になってきます。企業理念や経営方針はもとより、収益モデル、報酬体系、収支シミュレーションファイル、資金調達の現況、マーケティング方針、人材育成方針、業績管理手法、週ベースの進捗状況などなどをなるべく開いていかなければなりません。
会社を「開く」ことによって、おそらく、それを見たどなたかが力を発揮できる余地を見つけやすくなる。仮に週1ペースの関与でよいということがあれば、そして報酬が自分の現在の年収や力量に見合ったもの、あるいはそれ以上であれば(ストックオプションも含むわけですが)、「やってもいいよ」という方が登場する可能性はあるのではないか?

ただしこのやり方をとると、色んな方によるコメントが瞬間的にふくれあがってすわ炎上という可能性もないではない。けれども過去にわれわれ全員が得た知見として、当事者が正直になれば炎上は穏便に収束するということがあります。これには実は深い真理があると考えています。以前、某案件でMITスローンスクールを訪問した際に存在を知った(自分は会わなかった)Glen Urbanという先生がいて、Trust-based Marketingということを提唱しています(下の方のコメントで言及)。これによると、インターネットで展開する企業は”むしろ”正直になるべきであるとのことです。それがつまるところ最良かつ最短の道だと。

開業準備のために色んなルートを歩いてきましたが、現在はほぼこれで間違いないだろう、自分たちピーポーズ株式会社(2007年7月に設立されています)にはこれが合っているだろう。この方式の方がかえって潜在顧客にもメッセージが届きやすいだろう。といったことを考えています。

dimaizum

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今泉 大輔

今泉 大輔

インフラ投資ジャーナリスト。インフラビジネスリサーチャー。
銀行系シンクタンク、外資系コンサルティングファームからのリサーチ受託を経て、米最大手ネットワーク機器会社に7年間あまりリサーチャーとして勤務。金融、製造業、電力業などを担当。現在はインフラ関連のリサーチサービスを運営。

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