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リサーチのプロとして長いこと歩んできた今泉大輔です。ChatGPT出現以降、Facebookで「ChatGPTとMidjourneyのビジネス活用を探って行く勉強会」を立ち上げ、「ビジネスパーソンにとってのAI」の観点で米国情報を収集して来ました。知的アウトプットの質と量を向上させるプロンプトの開発にも取り組んでいます。

消費者に向き合う企業はファシリテーションを学ぼう

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自分の浅い理解では、社会ネットワーク分析(弊ブログ内での表記不統一をご容赦ください)はグループダイナミクスの研究から生まれたものであるし、ファシリテーションもまたグループダイナミクスの研究から生まれたと聞いています。

昨日買った「Think!」Summer 2006号の中で、特に、新井範子専修大学教授が書いた「Web2.0型マーケティング」がおもしろかったです。

なかで、企業があずかり知らないところでできあがったCGMのコミュニティに対して、企業はどうアプローチしていくべきかという点について、次のように述べています。

-Quote-
これらはやはり、味方につけるべきであろう。リサーチの場として有効であることはもちろんだが、あえて自発的にコミュニティを作っているのは、企業が用意した土壌への参加よりも、深い関与があることも想定できるので、そこからの情報は重要だ。その場に企業がどのように関わるかは、状況や運営スタイル等によるが、どのような形をとるにしても、企業はコミュニティに対して、ファシリテーションしていく姿勢が必要である。
-Unquote-

企業はCGMのコミュニティにファシリテーションをしていくのが望ましい。これはちょっと見、当たり前のように見えて、非常に新しい知見だと思います。

自分の素朴な考えですが、コミュニティを社会ネットワークとして捉えることができるなら、源流は同じグループダイナミクスであるファシリテーションの技法をもその社会ネットワークにスムーズに適用できる気がします。例えば、ハブとして機能している人、および、ハブに影響を与えている人に対して、ファシリテーションによってよりよい理解(売らんかなの理解ではなく、本源的な理解)を促す。それによって、情報の伝達がスムーズになり、結果的にコミュニティ全体の理解が深まり、自然と消費が発生する。。。というような(夢物語のようでもありますが)。

マーケティング的な視点でコミュニティにアプローチする際には、ファシリテーションの理解が欠かせないという、そういう時代が来るのかも知れません。大木さんの出番ですね。

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