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マイクロソフト、自社製品でのカタカナ表記ルールを変更--「ブラウザ」は「ブラウザー」に

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http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20377831,00.htm

ちょっと前の話となりましたが、欧米製品の日本語マニュアルに関わっている身としては、見逃せない記事です。

これも、マイクロソフトの新社長(樋口さん)の施策の1つでしょうか?

以前の語尾を伸ばさない形式は、なんとなく違和感がありましたが、天下のマイクロソフトさんが決めていることだから、逆らってもしょうがないと思い、従ってきました。

この記事を読むと、別にマイクロソフトが決めたわけではなく、JIS Z 8301:規格票の様式及び作成方法)に即した表記ルールだったのですね。

今回、新たに採用される「言語の末尾が-er、-or、-arなどで終わる場合に長音表記をつける」というルールは、国語審議会の報告を元に告示された1991年の内閣告示第二号をベースとしたものとなる。

とのことですが、たしかに、伸ばすほうが自然のような気がします。

ですが、既に翻訳している膨大な文章を見直すとなると、これは大変な作業です。

とはいえ、いずれは、やらないといけないことでしょう。

樋口氏は、いろいろな所で、MS K.Kの顔が見えるようにしたいということをおっしゃっていて、つまりMS K.Kがやっていることをお客様にわかりやすく伝えたいとおっしゃっていますが、これは、成果を含めてたしかにやっていることはわかりやすいですね。

おそらくこれも樋口氏の肝いりと思いますが、技術文書も徹底的に日本語化する意向のようです。

かくして、技術文書翻訳業界には、追い風が吹いているように見えますが、どうなんでしょうか?

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