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【仮説立ててみた】どうして大人しいキャラの人がブクブク交換では熱く語るのか?

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以前もちょっとご紹介の記事を書かせていただいたブクブク交換という「本を介した交流会」なんですが、先日1/31(火)に「ビジネス書限定」というスピンオフ企画の第二回を開催いたしました。

簡単に言うと、自分のイチオシ本をみんなの前で紹介し、最後に交換して帰るというものなのですが、よくある読書勉強会の類と違うのは、最後の「交換」でして、つまり、大好きな本なので手元のものはあげられない。だからもう一冊買って持ってくる方が多い、という点です。

もう一冊買ってまで紹介したい本ですから、要は「めっちゃ好き」な本なんですね。ですから紹介にも自然と熱が入ります。

参加人数によって、持ち時間を大体決めてスタートするのですが、大体オーバーします。(笑)話しているうちに止まらなくなって、話し過ぎて逆に焦点がぼやけちゃう方もいるほどw。

それも、会が始まるまではむしろ隅っこで大人しくしてるような方に限って、熱いトークをしてくださるんですね。コレ毎回ホント不思議です。いったいどこでスイッチ入るんだろう。

ぼんやりそう思いながら、このブクブク交換の要素を考えていましたら、もしかしてこれでは?と思いあたるモノがありました。

マイクです。

会場もそこそこ広いし、わたくしも含め、声の小さい人ってかなりいらっしゃることもあり、毎回マイクでしゃべっていただくのですが、マイクでしゃべるのって、基本的に快感じゃありません?
いい例がカラオケですよね。家で素の大声で歌うことってありませんけども、カラオケだとどうしてあんなにみんな歌いまくるんだ?って話です。

そう、マイクって、基本的にテレビに出てくる芸能人が使うモノという潜在意識ですよ。これがあるんじゃないかと思うのです。そんな「特別なモノ」を握っちゃった瞬間に、自分の中のスイッチが入る!
柳田國男的に言うところの、「ハレ」なグッズなんですねきっと。

確かに、普段からマイクで話すのに慣れている人は、こういう場では逆に自分をコントロールできて、決められた時間内にサラっとお話を終わらせる傾向がありますもん。彼にとってはマイクは「ケ」なんですね。普通のこと。

あ、いつも思うのですが、「本」はもちろん優れたコンテンツですが、こうして「本を紹介しているのを録画したビデオ」も、(書評を見たい人や出版社にとって)すごく価値の高いコンテンツだよなーということ。
そのうちブクブク交換を録画して、アマゾンとか出版社さんに販売したらええんちゃうかなとマジで思いますもんね。(でもこれもステマって言われちゃうのか???)

さて、そんなブクブク交換、NHKでも特集されたりして、かなり広がりを見せてきました。実は日本各地いや、世界各地で行われるようになってきているんですが、もしご自分の地域で開催される方がいらっしゃいましたら、小さなスペースでもぜひマイク使っていただきたいなと。(笑)
何割か増しで盛り上がること請け合いです。

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(普通のおじさんもマイク持つと頑張っちゃう!)

以上「当たり前」な、くだらん仮説でございましたが、もちろんヒートアップしちゃうのがカッコ悪いとかいう意味じゃないんですよ。むしろ熱くなっていただくのは非常に面白いので大歓迎。どんどん「止まらなく」なっていただきたいなと思う次第であります。

マイク最高!(笑)

次回のビジネス書ブクブク交換は、3月の初旬に行われます。正式に決まったらまたご案内しますね~。

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