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小さな会社のウェブマスターがパーソナルブランディングについてごにょります。

仕事は楽しくしたい派です。

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オルタナトークのお題「仕事は楽しく?」、諸先輩方の含蓄のある内容と比べて、いささか腑抜けた感じではありますが、わたくしの思っていることを少し書かせていただきます。

20代、中堅の商社に入って、繊維の部門で働いていた頃、仕事は山のようにあり、毎日12時近くまで働いていました。楽しむとかそういう意識は全然なくって、仕事はやらなきゃいけないものとして、とにかく手を動かしていました。

あんまり頭は動いていなかったような気がします。(笑)

その後部署が異動になり、全然違うものを売ることになりました。ここでの経験は辛いものでした。それまで頭を使ってこなかったものですから、どう仕事をしたらよいのか、まるでわからない。ちょっと特殊な商品でしたので、同僚、先輩方もかなり悩んでいましたが、結局大した成果を上げられないまま、異動になりました。

当然、仕事を楽しめるわけもありません。
あの頃は毎日会社行くの、辛かったです。

その後、また他の部署で数年働いてから、つばめやに転職(繊維時代の先輩が家業を継いだ会社です)したわけですが、それから劇的に仕事に対する思いが変わりました。

アスクルの代理店としての業務は、多くの部分がルーティン作業と個別のお客様対応(電話や営業)になりますので、マニュアルを整備して誰でもできるようにしていけば、時間ができます。
そこで、余った時間に自分で新しい仕事を作るようになりました。(余ってるわけじゃ、ないんですけどね。時間も作るものです。)

商社時代には考えることさえしなかった(←ただの怠慢ですけどね)、ビジネス書やセミナーでの勉強もし始め、異業種の方との交流など、世界が急激に広がり始めました。

・・・という30代の自分から見ると、20代に何もわからず苦しんでいた自分に、「あのときはこうすれば良かったんじゃない?」とか「そもそも考え方が違うよ。」などといくらでもアドバイスできるのですが、これが年の功というヤツなんですね。年寄りの知恵という意味が、やっとわかってきた今日この頃です。

さて、話は元に戻りますが、仕事は楽しいかどうか?

わたくしの考えとしては、仕事が楽しくなかったら、楽しい仕事を作ればいい、それが無理なら、現状の仕事も楽しい方向へ持っていけばいい、楽しいやり方を考えればいい、というのが結論です。簡単に言うべきことでもありませんが、最終的にはそう思います。

わたくしの中では「楽しい=やりがい」なんです。
最近ザッポスとかジャパネットの本を読んだのですが、どちらの企業もこれがポイントになっているように感じました。社長の情熱が社員に伝染して、みんな楽しく同じ方向を向いて頑張っちゃう!

世の中がソーシャルメディア化されていく中、お客様もお友達!という感覚が、重要になっていくと思います。友達のためなら、少しでも楽しんでもらおうとサービスしますし、友達が困っていたら親身になって相談に乗るし、友達が怒ってきたら真剣に謝りますよね。(時にはマジな大喧嘩になってしまうかも知れませんが。)

そんなスタンスで仕事を楽しみたいなと思っている。
現状そんな感じです。

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