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~攻撃は最大の防御なり~正解のない対策を斜めから斬る

効率化とは計りようのない価値観を考える機会だった(A SMARTER PLANET@IBM)

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IBMの「A SMARTER PLANET」に参加してきました。スマートかどうかは、IBMが言っていることで、このスマートって言葉をどのように理解するか?。。。私には理解し難いので、とりあえず、横に置いて。。。

我々が思っている、たいした基準もない間違いって多いのだろうと改めて考えさせられました。

ITによって効率化できることで、環境に影響のある取り組みや提案をIBMが行っている。自社でも環境に対する取り組みを自ら行っているようです。

ここでIBMの挑戦的な取り組みとして、これらの効率化と価値観の共有?同じ土俵?同じ軸?で考えようとする部分、これは従来の考え方では理解不能な組み合わせ。この無茶な組み合わせを私たちは考えなければならないのだろうと。単に環境は地球の温暖化だけじゃない。二酸化炭素の軽減は温暖化以前に必要なことであって、副作用として温暖化につながるだけ。しかし地球は生きているので「そのもの」が熱を持っているので、その表層的な温暖化の話だけじゃないはずです。前回かいた関係性の上に成り立っていると思うのです。

今までの考え方では理解できないような自然現象も多く発生している中では、その考え方を変えてみることや、アプローチを変えてみるしか方法がないこともあるのだろう。従来とか通常とかの固定概念そのものを壊さないと先に進めない。と思うのです。

自然の中で生活をさせてもらっている人間が、自然をコントロールしようとしていることも違うのかも知れません。最低限の自然を守ることすら、本当にできているのか?人為的に何かをしようとしていることが、そもそも自然でない。のかもしれません。地球に優しい?言葉の響きはいいですが、私たちは本気で取り組んでいるのでしょうか?エコがエゴにしか思えないことが多くあるような気もします。

 一般システムエンジニアの刻苦勉励の山口さんが書かれた誰がA Smarter Planetのビッグブラザーとなるかを読み、誰もビッグブラザーにはならないと思いました。インターネットに限らず、私たちはビッグブラザーの管理下というよりは、パノプティコンの中にいると考えています。この考え方にもビッグブラザーでいう管理者はいるのですが、この管理は巨大権力側にもあり、個人の集合体も管理側になるうると考えています。複雑な関係性が含まれていると思っています。

この個人という最小の単位、ここに価値観も、何かを推進する原動力もあると思っています。

山口さんがターゲティング広告について書かれてます。ここに価値観の本質があると思っています。

私がアマゾンからオススメの本を紹介されます。「そうそう、コレコレ!」と最短ルートで本に出会えるときと、「ぁん?何だよ、うっとうしいなぁ。。。勝手にオレのこと。。。ほっといてくれ!」と思うとき。同じ人でもそんなことはあると思います。気分で変わることもあるでしょう。これ他の人だったら、もっと違いがあると思うのです。誰に何が良いのか?本人にもわからないのです。これらの違いも価値観だったりします。

機会損失は、このどちらにも起きているのです。知ることがすべてではありませんし、知るための時間を奪われることにもあると思うのです。ここも価値観の違いでしょう。

IBMの資料の中に、

この100年間で世界の人口は3倍になった。水の使用量は6倍になった。

とありました。あまり意識したことではなかったのですが、日本では飲める水で洗濯もお風呂も使っています。もっとも恵まれた環境にいますね。意外なものがたくさん水を使っているということがよくわかる図によれば、意外なものにこれほどの水が使われている。知りませんでした。

見える水と見えない水がこんなあるとは思いませんでした。この身近な水の使い方、食物の有り難さ。。。から改めてみる。できることは、こんな部分からだと思います。

答えも何のまとまりもありません。ただ、現状を知ってみること。できることからはじめてみること。1人1人の行動が大きな動きになる。1つの方向にむかうことで価値観の共有も出来るのかもしれません。

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