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もしも洞察力があったなら……。

BY 新年明けました ありがとうございます。今年もよろしくお願いします。

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ご賛同いただけるかわからないのですが。。。

本日誕生日を迎えました。

多くの友人からお祝いの温かい言葉をいただいております。感謝しております。

一件一件、ご返信をしていくにしたがって、少し思うことがありましたので忘れないうちにと書いてみます。

唐突ですが、「年度」といえば一般的に複数の種類があるようです。カレンダーイヤー(Calendar Year)とフィスカルイヤー(Fiscal Year)。太陽歴の1年と会計年度の1年と。これに加えて、学校などでは4月から新学期になりますね。

僕らの生活の大半はこれらのどれか、またはすべてに依存しております。また、外資系に多いとされますが、カレンダーイヤーとフィスカルイヤーが一致している企業などでは、12月が公私ともに師走となりますね。

さて、年賀状の話をしましょう。年賀状とは、新しい年を迎えて、友人知人先輩上司などに近況報告を兼ねつつ新年のご挨拶をするアレです。

今や、メールや携帯電話、SNSの普及によって、良くも悪くも、年賀状を認(したた)める習慣は減りつつあると言われています

じゃあ減った分はどうなっているかというと、、1月1日になった瞬間に一斉に「あけおめことよろ」というメッセージが飛び交います。私もやっています。

*0:00にはTwitterなどで同時につぶやかれるため、過去にはサービスが遅延、フリーズしたという歴史があります。このあたりはピークタイムのシステム負荷の見積もりや、システムそのものをエラスティックにできるかどうかなどITのアジェンダだったりします。

その時そこでは、相手のことを一人一人慮って、思い出や抱負、近況報告をすることはあまりありません。今や半ばイベント化しており、単純に定型文「あけおめことよろ」を応酬する、いわば「あけおめことよろ合戦」になるわけです。

かつてのあの味わい深い、いそいそと元旦の朝に郵便受けを見に行ってしまうような、もらって嬉しい年賀状はもう戻ってこないのでしょうか。いえ、きっとなくなることはないでしょう。個々人が大切に思うごく限られた方々に送られる日本の伝統様式「年賀状」として脈々と受け継がれ、残っていくと思います。

さて、2015年の今日。誕生日になると、SNSを通じて、久しく連絡を取っていない方々からメッセージをいただきます。「お誕生日おめでとう!」と。大半の相手は何気なく送ってくれているだけだと思いますが、受け止める私の場合は、それぞれの人について想いを馳せるすごく良い機会になっています。中には思い出すのに時間がかかったりする方もいます。(失礼!)

こうして、一人一人を思い出し、思い出を探りながら、心をこめて一筆、返礼を書きます。中にはそのちょっとしたやり取りの果てに新たなお仕事へと繋がったり、旧交をあたためるべく食事や一献かわしに行ったりと、プライベートな関係が再構築できたりします。私は、これをとてもいいことだと思っております。

つまり、現代の誕生日とは、心機一転し、自身の人付き合いやコミュニケーションのあり方と向き合うときを指すのだという思いに至りました。

冒頭にご紹介したCY、FY、新学期に次いで、個々にとって大切な新しい1年の始まりをBY(Birthday Year)と呼ぶことを勝手に思いつきました。

私の場合、本日が、Day 1です。残りは365日。(2016はうるう年)

定番のご挨拶は、こうです。

BY 新年明けました ありがとうございます。

今年もよろしくお願いします。

玉川岳郎

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