オルタナブログのお題に「働く理由を考えよ」というのがあったので、少し考えてみた。

十人十色、働く理由は人それぞれだろう。しかし、せっかくなので、マズローの欲求(自己実現論)に従って、自身の立場と照らし合わせてみたいと思う。

まずは、食うため。当然である。働くということは、自身の貢献や成果によって報酬をもらえるというものだ。報酬があれば「食う・寝る・遊ぶ」を余暇に楽しむことができる。人の根源的な欲求を満たすことができるのだ。まずこれは、最低限の正当な理由だろう。

次に、自身の健康や安全のため。健康には金がかかる。まともに病院で診察してもらおうと思ったら健康保険だって入っていた方がいい。また、世の中の治安がいい方を望むなら、きちんと警察が機能するように税金だって払わなくてはならない。つまり、お金がかかるのだ。

そして、家族や近親者を養うため。利己の次に来る欲求だ。自分が愛する家族や友人のために働くというものである。当然これは報酬という他者の金銭面の欲求を満たす。同時に、相手からみれば、自分とともに暮らす家族が働いている、という絆がうまれ、互いの人生をより豊かなものにしてくれる。

次にここから先がいかにも現代的な、いや、厳密には古来からあるだろうが、こういったことを理由にIT業界で働く人は多いと思う。

承認欲求である。世間や社会から認められたい。仲間から尊敬されたい、あるいは尊敬する仲間とともに働きたいなど、極めて観念的である。しかし、人はアイデンテティの生き物である以上、この承認欲求を満たすために働く、という動機はとても重要だ。承認欲求の強いひとたちは、ある日突然とんでもないお金持ちになったとしても、働き続ける。

最後の自己実現の欲求を満たすために働く、というのは極めて高度である。これは欲求を満たすという行為の前に、そもそも自分にとっての自己実現とは何かが正しく自分が把握していないと起こり得ない。他者の評価に依存するのではなく、自ら目標を立て、戦略を練り、実行していく。そして得た成果や評価を糧に、また次の山を目指すのである。これはかっこいい。

さて、自分はどうか。
食うため、健康や安全のため、家族のため、認められたいから、自己実現のため。
すべて当てはまる。

基本的に食道楽だし、健康には最近特に気を使ってるし、家族のためでもあるし、世界中の人に認められたいし、目標とする未来の自分に向かって努力も(まあまあ)している。

ということで、働く理由は何かと聞かれれば、こう答えるとしよう。

低次元から高次元までの自己の欲求を満たすために働いています。ピリオド。

Cimg2647

*そして、面白いから働くのだ。というエピキュロス(エピクロス)的な理由も付け加えておこう。

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玉川岳郎

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日本オラクル広報室長。
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