とある催し物やキャンペーンの主催者に自分がなったとしましょう。

その準備の一環で集客活動をするわけですが、どこに焦点を当ててこれを行うべきでしょうか。その催し物やキャンペーンを初めて行うときと、すでに過去に数回行っているときでは集客の方法は変わるでしょうか。

机の上で議論する限り、たいていの場合「べき」論が展開され、初回だろうが第20回だろうが、Quantityが多く、Qualityが高いものを追い求める計画に終始されます。もちろん、それは間違いではありませんし、実現できるケースはあるでしょう。一方で、二兎を追うあまり両方とも逃してしまったケースを経験したことはありませんか?また、当初はQualityを求めていたのにQuantityに終始してしまったり、Quantityを求めていたのに閑散としてしまったり。

ある程度の実績を積んだ催し物のケースです。新任のリーダーがチームミーティングで結論を指示します。「今回は質で行こう。数じゃない。質だ。」・・・これを聞いて愕然とするスタッフは多いでしょう。過去の集客方法では高い評価が得られない、とはいえ、質を求めて数多の施策に挑戦するも、催し物の開催日が近づくにつれ、「ええぃ、xx会場の申し込み状況が芳しくない。ここは何としても満席にしなければならないのだ。とにかく人をいれなさい。」と号令が飛びかうのが目に見えているからです。

いやちょっとまて。

リーダーは、質を求めた場合に起こり得るギャップについて認識し、それをチームメンバーと共有し、最悪の事態になってもぶれずに責任を取る覚悟が必要です。量から質への転換というのは、時として痛みを伴うイノベーションそのもの。このイノベーションを起こすことを肝に銘じておかなければ、なかなかうまくはいきません。そして、チームの努力の結果、目標を達成した暁には、改めて事業そのものにどちらが役に立ったかを検証するとよいでしょう。

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玉川岳郎

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