青虫でみた赤本補足
先般報告した「青虫合宿2011(3)赤本、絵物語ほか」の最後に、藤本さんのオススメだった『タイガーマン』や、『バットマン』の写真を、一緒に調査したライアン氏(米国から来日中の研究者)が撮ってくれていたので、一部紹介。
この表紙をみると、まるで『タイガーマスク』。
つか、虎そのものですが・・・・・。
実際はこんなヤツです。宇宙人なんですが、登場場面で自分から「じゃーん」とかいうお茶目なヤツです。
次に『バットマン』の表紙
まあ、何つーか、バットマンではある・・・・・ような、ないような・・・・・。とりあえず顔面はそのまま露出してます。しかし、なぜ和弓をかまえてんでしょうか。ちなみに彼は宇宙人。
で。これが扉。どうも、もともとは『鉄腕バットマン』というタイトルだったらしい。おいおい。これを見ると、もうスーパーマンだわな。作者名も「獅子重六」だし、一種のパロディか? んなわけない。
でもって、バットマンの好敵手になるロボットが、これまた鉄人28号そっくり。つか、動きとか、かなり横山光輝テイストを再現してます。ロボットの陰影の付け方なんかみると、当時鉄人の描き方が受けていたのがわかる気がする。
こういう海賊的な怪しいことやりながら日本のマンガも発展してきたことは記憶しておきたいっすね。
ちなみにこの本、中村書店から59年刊行。
ついでに、昨年の「青虫合宿」のときのブログを。
戦後の大城のぼる補足 http://blogs.itmedia.co.jp/natsume/2010/10/post-42d5.html
戦後の大城のぼる http://blogs.itmedia.co.jp/natsume/2010/10/post-42d5.html
昭和漫画館青虫に行ってきました http://blogs.itmedia.co.jp/natsume/2010/09/post-37b8.html