要求定義に PowerPoint を活用する
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要求定義は、非常に重要であり、そして難しいものです。
いろいろな方法(※あえて詳細には触れません)が模索され、実践されています。最近有用なのは、ユーザーストーリーによる顧客との対話と相互理解ですね。
以前に PowerPoint の活用法(「パワポ職人芸」※後半に記事へのリンクをリストしておきます)を書いたところ、とても反響が多くありました。
話を要求定義に戻して、実は、Microsoft では、ストーリーボードを利用した要求の把握方法を採用していることが多いです。これを PowerPoint で行っています。
PowerPoint の主な特徴は、
- 誰でも扱える
そう、開発チームだけでなく、顧客も使えます - 表現力が豊か
やろうと思えば、職人芸だってw - 再利用しやすい
図形やクリップアート、グループ化、スライド単位など再利用がいろいろな粒度でしやすいですね - 動く
アニメーションなどによる動きを付けることもできます
あたりですね。
これをユーザーストーリーの補完として使ったらどうでしょうか?要するに「動く絵コンテです」。
よりイメージしやすく、機能もユーザビリティも表現でき、画面の遷移だって表現できます。ユーザーも描けるので、自分の想いを口頭だけではなく、具体的に伝える道具になります。もちろん、開発チームも、再利用が利きますので、より的確に、効率的に顧客と対話しやすくなりますし、開発チームにより顧客の考えを身近に感じてもらうこともできます。
と、前置きは以上です。
これを実現する道具が Beta 版として公開されています。
詳しくは、以下にまとめましたので、ご覧いただければ幸いです:
PowerPoint を使ったストーリーボード
パワポ職人芸 番外編 - Visual Studio 11 Beta 注目してほしい機能~その可能性~その3
動く絵コンテもご覧いただけます。
- パワポ職人芸 Vol.1 - 図形の合成を活用せよ
- パワポ職人芸 Vol.2 - グループ化と白黒/グレースケールの罠にはまらない
- パワポ職人芸 Vol.3 - 画像のトリミングと背景の削除を活用せよ
- パワポ職人芸 Vol.4 - アニメーションを使わないアニメーションを活用せよ
- パワポ職人芸 Vol.5 - PowerPoint で動画作成せよ ~ JaSST'12 Tokyo セッション資料を公開
- パワポ職人芸 番外編 - パワポ部品を公開しておきます。
- パワポ職人芸 番外編 - Visual Studio 11 Beta 注目してほしい機能~その可能性~その3
長沢
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