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汚い声は嫌 声がパワフルでクリアーになるトレーニング 「プレッシャーブレス・リラクシング」

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「プレッシャーブレス」トレーニングシリーズは、口を閉じて抵抗感を作るので、否が応でも腹式呼吸を使い、その上、横隔膜を動かすインナーマッスルを鍛えることができるパワフルなトレーニングです。
そして、トレーニング中に無理して大きな声さえ出さなければ、声帯に過度な負担がありませんので、一人でも安心して行うことができます。
 
このトレーニングは、しっかり行うと数秒くらいしか息が持たないことに気が付かれると思います。
「プレッシャーブレス・ビブラート」でも、せめて10秒くらいは息が持つようにしたいものです。良い声で発声するためには、それほどたくさんの息が必要なのです。
 
1月8日より、「プレッシャーブレス」シリーズ、第一弾「プレッシャーブレス・トレーニング」、第二弾「プレッシャーブレス・ボイストレーニング」そして昨日の第三弾「プレッシャーブレス・ビブラート」をご紹介してきました。

「プレッシャーブレス・トレーニング」と「プレッシャーブレス・ボイストレーニング」「プレッシャーブレス・ビブラート」については下記記事を参照ください。

良い声が出ないのは肺活量が足りなくて腹式呼吸が上手くできないおかげです 息を強めるためのどこでもできる簡単なトレーニング「プレッシャーブレス・トレーニング」(プラスの効果も期待)

腹式呼吸ができても腹式呼吸で発声できている人は少ない 簡単に腹式呼吸で発声するトレーニング 「プレッシャーブレス・ボイストレーニング」

二日でパワフルな声に変わるトレーニング 「プレッシャーブレス・ビブラート」

 
次の問題は、たくさんの息を使いながらの声帯のコントロールです。
いくら呼気が強くなったとはいえ、発声時に頑張りすぎると、声帯にストレスがかかり「声割れ」や「声嗄れ」の原因になります。
 
スポーツでも、筋トレで筋肉はついたけれども、力んでしまって脱力が出来ていないと良いプレーはできませんよね?
それと同じことが声帯にも言えます。
そのために、本日は、「プレッシャーブレス」から、声帯の脱力と声帯が「最小限のエネルギーで発声している」という感覚を覚えさせるためのトレーニングをご紹介します。
 
第四弾、 「プレッシャーブレス・リラクシング」 です。

★★「プレッシャーブレス・リラクシング」★★
 
1、横隔膜のあたり(おへそと一番下のあばら骨の間)に両手を当てる
 
2、顎を下げて口を開け、思い切り息を吸う
 
3、口を閉じ、唇に針一本通るくらいの隙間を開けて、呼気の空気で頬と鼻の下をパンパンにふくらませて、同時に思い切り息をはきながら「ふぅ~~~」と口を開けずに(針の穴ほどの隙間はそのままです)発声する。「大きな声は必要ありません。」唇の間で常に息が摩擦しながら流れているように。ティッシューが軽く吹き飛ぶくらいの息です。手の当たっている場所、横隔膜で支えている感覚を意識してください。
 
4、そのままの状態で、口を開け「ふわあ~~~~」と発声する。
 
ポイント:口を開けると抵抗感がとれるので一瞬楽になりますが、実声に「つなぐ」つもりで、「がならずに」軽く明るめの声で発声してください。パワフルに歌ったりしゃべったりする声に無理に持っていかないように。「手ごたえがないな」くらいがちょうど良いです。ただし、声を抜きすぎてairっぽくならないように(空気が混ざらないように)。ただし息は「前へ前へ」と意識して。
 
5、息をはききったら再び口を開けて1から繰り返す。
 
【応用編】
 
3から後、「プレッシャーブレス・ビブラート」を使います。横隔膜を使ってビブラートをかけながら(ビブラートとは声の高さを微妙に揺らす方法。)「ふぅぅぅぅ~」発声します。
 
(3、)どうしても自然にビブラートが出来ない人は、一番下のあばら骨の下あたりに当ててている両手で横隔膜のあたりをグイグイ押してみてください。必ずビブラートがかかります。
(参照記事:良いビブラートの簡単なかけ方とこれができるだけで歌が上手に聴こえるだれでもビブラートがかけられるトレーニング方法
 
4、そのままの状態で、口を開け「ふわあああああああ~」と発声する。
声のコンディションは上記スタンダード編を参考にしてください。

このトレーニングをは、実際に発声するとき声帯に余分な力が入らずに、クリアーで張りのある力強い声になります。
 
お試しください!
 
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