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「合唱は楽しい」 オルタナ定例ミーティングで合唱チームビルディング

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2011年2月10日、オルタナ定例ミーティングで合唱チームビルディングを行いました。
 
テーマは「音楽って楽しい!」
 
この日、ジャンルは合唱にしぼってお話ししました。

すでに、大木さん小俣さん柳下さん永井さん木沢さん もブログでご紹介くださっています。
 
合唱は、小さい頃から訓練を積んでいなくとも、誰でも出来て、人に聴かせられるようなレベルに達することが可能です。
 
この日集まっていただいた20人の方々は、特別な音楽の専門教育を受けてきた方々ではありませんでしたが、合唱ならば音楽の楽しさを身近に体験していただけると考えました。
音楽は、受身で聴いているだけよりも、自分が演奏するほうが何倍もその素晴らしさを感じ取ることができます。
 
そのために、1時間のプレゼンの中で、一通り仕上がる曲が必要でした。
条件は「誰でも知っている曲」「1分以内」「ハモりやすい」「ある程度音が単純」「義務教育の教科書的ではなく新鮮味のあるアレンジ」。
 
既存の曲ではなかなか条件にあったものがありません。
そういうわけで、知人の作曲家に相談した結果、日本の歌曲「ふるさと」を今回特別に編曲してもらうことにしました。
 
普段、大きな声など出したこともないであろうビジネスマンの方々に、一人ずつ声を出していただき、テノール、バリトン、バス、の3声に分けました。
もう、これだけでも驚かれたことだったと思います。
 
そして、「ふるさと」の稽古に入ります。
 
キングスシンガーズの「ふるさと」をお手本に見ていただき、こういう演奏を目指します。
男声合唱独特の、なぜか懐かしく温かい響きのする音楽。
 
まず始めに、各パートに分かれて、「パート練習」を行います。
 
このとき大事なのは、パート全員がお互いの声を聴きあい、寄り添うこと。
そうすることで、ただ単に歌っているよりも何倍にも豊か声になります。
一人一人特別に上手でなくてもいいのです。
 
今回は、特にバス・パートが、協調性の強さを見せて、初めてとは思えない豊かな一つの響きを作り上げてくれました。
 
そしてさらに、全体であわせると、なんと・・・良くハーモニーするではありませんか。
 
歌自体はものすごく上手というわけではないけれども、さすが勘どころがよく、短い時間でサッとパートの仲間と溶け合って歌っています。普通は初日に歌うだけだって大変なことなのです。皆さん、素晴らしい!
 
私もここまで期待していなかったので、ミラクルでした。
 
プレゼン時間の一部を使っての40分ほどの稽古だったこともあり、まだ本当にしびれるような「ハモリ」には到達していませんが、あともう少し磨けば一流の舞台に立てるほどに仕上げることが大いに可能だと思うほどの素質だと思います。合唱はそれが可能なのです。
 
自分だけが目立たず声を寄り添わせること。力を合わせて純粋な音楽を作り上げること。協力し、調和する。合唱は、お互いの信頼関係だけで成り立っているものなのです。
合唱の基本は、上手、下手、ではないのですね。
 
合唱の稽古をした後というのは、その集団に、なぜか理屈では説明出来ない不思議な連帯感が生まれます。
人間の太古の昔から持っているであろう本能的な連帯感を呼び覚ます、とでもいうのでしょうか。
これがまた、心から楽しいのですよね。
 
今回のプレゼンに関して、ITメディアの皆様、その他関係者皆様、ご協力、アドバイスをいただきまして本当にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。

★2011/02/13追記

小俣さんが、ブロガーミーティングで練習した「ふるさと」、2番・3番も聴きたくて録音!という記事で、なんとオリジナルの編曲付きで「ふるさと」の一人男声3部合唱を披露してくださっています!
高橋さんにも記事に取り上げていただきました。ありがとうございました!

★2011/02/14追記

玉川さんが、番長と遊ぼう:今年の漢字【自分編】、坂本さんが、実録!おじさんたち20人ほどが会議室で合唱してしまった事件、という記事に取り上げてくださいました。ありがとうございます!

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