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プレゼン上手になれば6倍の案件獲得も可能 そのためにはある一つの型があった 限りなくNSI 100を目指そう #asacafestudy

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2010年10月13日、第11回朝カフェ次世代研究会に出席してきました。
内容は、永井孝尚氏の「プレゼンの心得」です。
 
プレゼンの後にアンケートをとり、満足度を5段階評価、100点満点で平均何点かを出す指標をNSI (Net Satisfaction Index:顧客満足度指数)と言うそうです。
 
5は100点、4は75点です。
NSI 75をとるとかなり上手くいったと言われています。
しかし、それがもしNSI 100の場合どうなるか。
なんとNSI 75の6倍の案件が獲得できる可能性があるそうです。
 
ちなみに、アップルのスティーブ・ジョブスはこのNSI 100を目指しているようです。全員を感動させて、翌日から爆発的に売れる、ということですね。
 
これはジョブスだから特別?ではありません。
 
実際、ある経営者施設で、数十回に及ぶプレゼンを行い、延べ1000人近い人を相手に、平均で100近いNSIを叩き出した人がいます。
 
ちょうど4年前。長野にあるその方の別荘で、プレゼンのための勉強会に招待されたことがありました。
そこでは、若手社員を集め、熱心な議論が繰り広げられていました。
 
そのとき、彼が使う資料の一部を拝見すると、これが実にシンプルで「なあんだ」というほど簡単なもの。
一枚のチャートに釜の中で一匹の蛙が湯だっている絵。もう一枚は、井戸の中に蛙がいる絵。この絵だけをバックに、何の資料も見ずに語ります。
 
4年前です。その絵と語り、今でも鮮明に覚えています。
単純でシンボリック。
当時まだ「プレゼンテーションZEN」も出ていなかったような頃だと思います。
 
朝カフェの講演では、このパターンを踏襲する方法をさらに細かく紹介していました。
 
その方法とは・・・

1、ストーリーが大切
 
狙いを実現するためには「何を伝えたいか」を定義し、魅力的なストーリーを作る。
 
2、脳は休みたがっている
 
10分ごとに緩急をつける。例えば動画を入れたり、質問をしたりするのもよいでしょう。シンプルなチャートと言葉で、覚えやすく、心にストレートに入っていくように。
 
3、脳は感動に飢えている
 
人は想像を超えたところで起こることに感動します。
 
4、相手を理解する
 
相手の立場をよく理解し、相手が知りたい内容を、相手が分かるような形で提供する。相手のために役立ちたいという思いを持とう。

そして最後に、プレゼン上達の早道とは、
『自分のプレゼンを録画して反省すること』とありました。
 
会場で一番厳しい聴衆とは、自分だと思います。
自己反省は自分と向き合う孤独な行為。
 
プレゼン力を磨くことと、反省を怠らないこと。
この二つを常に行っているかいないかがプロとアマを分ける条件の一つではないかと思います。

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