鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

今年のOracle OpenWorldはクラウド押し、IoTの新顔も出てくるかな

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 先週に引き続き渡米中。今回は、Oracle OpenWorldの取材でまずはサンフランシスコに、2日後にはラスベガスに移動してIBM Insightに参加する。

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 今回のOracle OpenWorldのテーマは、どうやらクラウドだ。会場の至る所に「Integrated Cloud」という表示がある。さらにその下には「Applications & Platform Services」とあり、ようはSaaSやPaaSだけでなく、さまざまなクラウドを統合的に提供するのがOracleのクラウドだよと言うことなのだろう。

 正直、クラウドのソリューションでは出遅れ気味のイメージのあるOracleだが、今回のOpenWorldであらためてクラウドを前面に押し出し、クラウド戦略のポジショニングを明らかにすることになりそうだ。業界特化型のSaaSなどは見えにくいところもあるが実績を着実に積み上げているようで、Oracleがクラウドのビジネス領域を広げているのは間違いない。今後の改題はプラットフォーム系のサービスがどう拡大するのか、プライベートクラウドとのハイブリッドクラウドの現実の姿をどう見せるのかが鍵となりそうだ。Amazon Web ServicesやMicrosoft Azure、IBM SoftLayerなど先行するクラウドとどう違い、Oracleのクラウドはどこを目指すのか。そんなメッセージが聞ける場になるのではと期待する。

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 もう1つ併催されるJavaOneでも何か大きめの発表があるとの噂も耳にしている。こちらは、今年流行のIoTがらみのものになるのだろうか。Javaについては、組み込み系のところが今後のビジネス拡大としては期待できる領域だろう。フォグコンピューティングやエッジコンピューティングなど、デバイスに近いところで処理をして、有用な情報だけをネットワーク経由でクラウドなどに渡すといった構図をOracleも描くのか。いやいややおおありデータベースの会社なのだからとにかくIoTの大量なデータを効率よく捌くのだよという話になるのか。このあたりの動向も注意して見ていきたい。

 個人的な興味の1つは、ソフトウェア・イン・シリコンがどう進化するのかといったところもある。ハードウェアの進化はスペックの向上ではなかなか優位性を発揮できなくなりつつある。そんな中でコンピュータの処理に注目してCPUを進化させる動きはOracleならではのものだ。Sun買収の効果がやっと出てきたところでもあり、これにも注目したいと思っている。

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