ここ最近は、電子出版に関する情報をなるべく積極的に集めようとしている。
iPadが出てきていないし、Kindleの日本語版もまだないので、どうも日本の電子出版については、まだ机上の話しが多いようにも思える。もちろん、これらデバイス周辺でないところでは、すでに電子出版と呼ばれるものがいくつかあるにはあるけれど、それが一般に受け入れられているとは言いにくい。
本格的に国内で電子出版が認知され、そのコンテンツが流通し始めるのは、やはりこれらのデバイスがある程度国内市場に普及してからのことになるのだろう。まだ少し時間的な猶予があるので、なんとか自分もそのときまでには、電子出版になんらか関わるビジネスをやりたいなぁと考えているところ。
ところで、電子出版へのアプローチは2つあるんだなぁと、ここ最近感じている。Kindleで小説なり新聞なりを読むというのは、既存の本や雑誌などの紙の出版物を置き換えるもの。これはあくまでも紙の出版物のように利用したいし、それを意識して電子化される。
これに対し、たとえばグルメ雑誌のコンテンツなどを電子化するといった電子出版もある。こちらは、紙を置き換えると言うよりは、新たな付加価値を付けたり、むしろ紙の情報は素材としてまったく異なるコンテンツやサービスに発展させて提供するというものだ。グルメ情報を読んで、気に入ったお店の住所をクリックすると、現地までのナビゲーションができるとかそんな使い方だ。こちらも、新たな電子出版の可能性としてはたしかにあるのだけれど、なんだか出版という感じはあまりしない。電子化されたコンテンツがが電子書籍用のデバイスに対応しているという感じか。機動性を考えたら、iPhoneやAndroid携帯のほうが適しているかもしれない。
個人的には、前者の紙の書籍なりの電子化のアプローチでビジネスにしたいと考えている。そして当然ながら、その際には紙の書籍も意識していきたい。電子化したものと紙のハイブリッドな世界は、ありなんじゃないかなぁと思っているので。そんなわけで、以前に佐々木さんがブログ紹介していたGoogleのEspresso Book Machineのオンデマンド印刷みたいな世界や、むしろ豪華本というかプレミアムな装丁をするサービスとか、そんなことも気になっていたりもするのだった。
とはいえ、紙だろうが電子だろう、最後に重要になるのはコンテンツそのもの。そのコンテンツを提供するのに最適なデバイスと表現方法選ぶ、と考えるべきなのだろう。
Special
- PR -| mohno | 2010/03/04 14:41 |
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まず、どこまでを「電子出版(あるいは電子書籍)」と呼ぶか、という問題があると思います。インターネットメディア総合研究所によれば、パソコン向け(62億円)、携帯向け(402億円)という“電子書籍市場”があり、一般には、この範囲で考えられていると思いますが、“グルメ雑誌の電子化”というなら、(電子書籍とは呼ばれませんが)「食べログ」とか「ぐるなび」のようなものも競合になりえます。元々携帯は iPhone や Android より遥かにベースが大きいですし。あるいは、料理本に対抗するものとしては「DSお料理ナビ」は100万本以上出荷されました。電子辞書は、それだけで400億円の市場規模があります。 このように電子化に向いているものは、すでに色んな形で電子化されているので、今、電子書籍、電子書籍、と言われているものは、むしろ電子化に向いていないものの電子化ということになるのかな、という気がしています。 | |
| Tanikawa | 2010/03/04 18:19 |
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mohnoさん、 すでに電子化されているものを、改めて電子書籍というのにはちょっと違和感ありますね。ただ、ぐるなびや食べログのように網羅性の高いものではなく、たとえばハンバーガーに特化したもの、餃子に特化したものとかなら、多少出版的な色合いはあるのかなとも思います。先に近くの店を探したいんじゃなくて、「ハンバーガー好きなんだよなぁ」って人が何気なく眺めるためのコンテンツみたいな。 ビジネスで考えたときは、現段階で「電子化に向いていないもの」をターゲットにしたほうがいいのは、確かですね。 | |
| ささき | 2010/03/08 02:03 |
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いろいろコメントの中身を考えてたら、こちらの記事に表示されている広告の中身が「本を出版して実業で稼ぐ方法」だったのでウケてしまいましたw https://www.improbic.net/con/publishnl/?gclid=CK6tjauOp6ACFQowpAod1TvFZg | |

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