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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

もっと情報化が

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 私事で恐縮だが、今日の明け方に救急車のお世話になってしまった。

 ここで、ブログを書いているくらいなので、結果的には心配するほどのことではなかったのだが、そのときはかなり深刻で冷や汗ものだった。

 で、119番で救急車を呼んで5分くらいでやってきて、いざ搬送されるのかと思いきや、なかなか搬送先の病院が見つからない。こっちは痛くて耐えている状態だったので、不安が募る。妊婦の方がたらい回しにあったなんていうニュースも先ごろあったが、まさにそれを実感するような事態だった(私の場合はそこまで深刻な状況ではなかったが)。搬送先が決まるまでおよそ20分は待たされただろうか、いくつもの救急病院に救急隊の方が連絡するのだが、症状を伝えると断られるようだった(話をしている救急隊員の方の言葉しか聞こえないので、先方の病院がなんと答えているかまでは不明)。せっかくすぐ救急車がやってきても、これではなんとも厳しい。

 こういうときに、すぐに受け入れ先がわかるようなITの仕組みってないのかと真剣に思ったのだった。症状を入力すると、その時の救急受け入れ体制が瞬時に把握でき、救急車の位置から最適な病院候補を選び出す。それほど難しい仕組みでは、ないと思うのだが。

 病院の多い都内でこのような状況なので、問題は情報の共有、伝達だけではないのかもしれない。いったい、こういった社会インフラの改善のためにはどうしたらいいのだろうか。痛いなかで、いろいろと考えてしまう出来事だった。

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