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リリースにおける「ソリューション」という言葉

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このところ慌しくて更新ができていませんでした。3日坊主にならないようにと、最初に誓ったのに。。。今日からまた心を入れ替えるぞ。ということで、今日もプレスリリースに関する注意事項をお届けします。栗原さんのブログでは、「サービス」という言葉のオーバーロードぶりについて考察されていましたが、私はプレスリリースにおける「ソリューション」という言葉について考えてみたいと思います。

IT系の女性記者さんばかりが集まった、とある会合でのこと。ある方が「おおはしさん、ソリューションっていう言葉がリリースに多くて困ってるんです」と口火を切った。また別の方が「そうそう。でもソリューションって、サービスなのか製品なのか何かの複合体なのか、わからないんですよ」と。「せめてカッコして(ソフトウェア)というふうに書いていただかないと、それを調べるのに時間がかかってしまって、結局ボツになることがあるんですよね」なーんだ、そうだったのか。「だからね、おおはしさん。これからリリースにソリューションって言葉を入れて送ってきたらダメ出ししますからね」とご指摘いただいた。

実は「ソリューション」という言葉は非常に便利らしく、プレスリリース以外でも頻繁に使われている。でも、その会合でのコメントをお聞きしてからは、「絶対にソリューションという言葉を単体では使うまい」と心に決めたのでした。以来、くどいようですが、ソフトウェアだのサービスだのに置き換えるか、カッコ書きで説明を入れるようにしています。どうしても「ソリューション」としかいいようのない場合には、そのすぐあとにくる文章に簡潔に説明するのがよいのではないでしょうか? 

リリースの世界で、これが絶対正しい、というのはないと思うので、広報担当のみなさん、一緒に悩みましょうね。

Comment(6)

コメント

オジャマシテイマス。

確かにソリューションと言う言葉が巷にあふれ出したのは、ここ10年程の間ですよね。それまでは「ソリューション」ってカタカナ表現自体、あまり市民権を得ていなかったと思います。

最近海外のプレスリリースやレターを読んでいて(IT系の業種のです)思うのは、portfolioやofferingと言った、更に「ぼやけた」表現が増えてきている点です。確かに漠然と言いたいコトは判るのですが「ぢゃぁ実際に製品としてパッケージ化されたサービスとしてドナイやねん」となると、実態がなかったり、既存のサービスの組み合わせや焼き直しが多かったりするんですよ。

せめて口先のワーディングで煙に巻かずに、判りやすい表現でモノゴトを伝えて欲しかったりする今日この頃です。

midori

いらっしゃいませ。たしかに「ぼやけた」「なんとなくかっこいい」表現が多いですね。そういう場合、「だまされないぞ」と身構えたりもします。CMや広告のコピーでなければ、かっこ悪くてもわかりやすいほうがいいと私も思います。
日経新聞では、基本的に難しいカタカナ言葉にはカッコ書きで説明があります。たとえばブログ(日記風の簡易ホームページ)のような。でも、いつもとは限らないので、そのへんはデスクの采配次第なんでしょうか。ご存知の方がいらしたら、教えてくださいな。

Manabu

んー、でも「ソリューション」って「問題を解決手法」という目的指向の文言で、提供物そのものを具体的に指したくない場合やその時点で特定できないときに使うので、サービス・アプリ・コンサルなどの単体または組合せなど、提供形態は特定されないもんじゃないかと思ってました。

なので、アプリとかよりも一段階メタな領域の言葉で、逆にソリューションから還元しようとしても提供される場面でなければ具体的に表現できないもんじゃないのかと。

でも、そう思うと「ソリューション」を提供しないようなモノは役にたたないものなんで、そんなものは無いとも言えるのですけど。

だから、ソリューションはアタリマエだから具体的に書こうということですか、なるほど。

ちなみに「プレスリリース ソリューション」でググると65万9千件・・・

Manabu

外来語について、「記者ハンドブック」(共同通信社)には、「専門語で分かりにくいものは、丸かっこし短い説明をいれるか、[注]で説明するなど工夫する。」とあるので、デスクや記者の方の判断なんでしょうね。
なので、リリースに入れておいたほうが記者の方の負担を減らすので望ましいのでしょうか。それとも専門家を愚弄する雰囲気としてとらえられるのでしょうか。微妙 :-)

You

こんにちは。ソリューションという言葉について定義が私の勤めるIT会社にありますのでご参考までにお知らせします。「ソリューションを提供する」という報道発表の「ソリューション」=「製品」+「サービス」と定義しています。いかに問題解決をしようとも、製品に無関係であれば「ソリューション」という「商品」にはなりませんし、また、「製品」はあっても、それに供する資源に基づいた「サービス」がなければ「ソリューション」と呼んではいけない、というものです。よろしくお願いします。

midori

Manabuさん、Youさん、情報をありがとうございます。「記者ハンドブック」なんていうのがあるんですねー。買ってみようかな。でもあんまり細かいところを考え過ぎて、リリースが書けなくなってしまったら困りますしね。ほんと微妙です。。それから、会社でソリューションの定義をしっかりしているのは初めて聞きました。見習わなくては。

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