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[読書] 価格の心理学

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先日、「価格の心理学」という本を読みました。

チョコレートポットという架空の商品の価格設定やキャンペーンの話を使って、とてもわかりやすく価格の仕組みと消費者の気持ちの動きや購買行動を解説している本です。

今までの自分の行動や、様々なスーパーマーケットやカフェの価格設定を思い出し、「なるほど、こういう意図でこういった価格になっていたんだ!」と目から鱗でした。かなり売り手側の戦略に「思い通りに動かされていた」自分に気づきました(苦笑)。高い価格帯の商品はかならずしもそれを売る為ではないことも実感しました。携帯電話の複雑な価格の仕組み、通販会社の送料にも理由が分かり、納得です。

B2Cの事例がメインなのですが、コンサルティング料の価格設定の案や、会社の人事部への売り込みの話など、B2Bにも充分役立つ内容も入っています。
なんといっても読みやすいのが自分に取ってはありがたい本でした。19章から成るのですが、章ごとに少しづつ理解しながら読み進めてもよさそうです。

価格の心理学 なぜ、カフェのコーヒーは「高い」と思わないのか?
価格の心理学 なぜ、カフェのコーヒーは「高い」と思わないのか? リー・コールドウェル 武田 玲子

日本実業出版社  2013-02-15
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