日経BPマーケティングフォーラムに行ってきました。ポイントは3つ
昨日六本木ヒルズで開催された日経BPマーケティングフォーラムに参加してきました。これは広告主と広告代理店向けの2時間に渡る説明会なのですが、録音禁止だったので、詳しい内容はあまり触れませんが、ポイントとなる部分を他メディアの動きに触れつつ、少し書きたいと思います。なお発表資料は本日からWebで公開されていますので、興味ある方はぐぐってダウンロードしてみてください(念のため直リンクはいれないでおきます)
ポイントは以下の3つです。
◆スマホ
スマホの1つめはコンテンツ配信の話です。
日経ビジネスのスマホ版が12月19日から始まります。
興味深かったのは、朝8時にスマホからの記事アクセスのピークがあり
PCからのアクセスは朝9時という話でした。
つまり、ニュースは通勤電車でスマホから、会社についたらPCでチェックということなのでしょう。
スマホ版はしばらく無料で使えるそうです。
週末は自宅で紙、先取りして一部をスマホとPCで閲覧という、生活スタイルに合わせたプラットフォームの共存を考えているようです(置き換えではなく)。
スマホに絡んだもう1つは、イベントです。
スマホに関係しているビジネスの方向けに今年も好評だったイベント(Smartphone & TabletやMobile Technologyといったもの)も回数を増やし、カンファレンス系、展示系ともに開催していくそうです。
◆アジア
プレゼンの最初が「大家好」という中国語の居挨拶から始まり、ビックリしました。
新設された本部(通称アジ本:あじぽん)を通じ、中国の企業の日本進出や日本企業の中国進出のサポート(もちろんB2B)に力を入れて行くとのこと。このあたり、BCNさんも力を入れており、重要な分野だと感じました。
また、アジアの一部地域では、フィーチャーフォンからスマホへ移行する動きがあり、PC版のサイト構築に力を入れるよりもスマホで見てもらうことを考えてもいいのではないかというお話がありました。
◆環境・エネルギー
この分野も、展示会等が非常に盛況で、来年も力を入れて行くとの事でした。いただいた資料によれば、日経エネルギーというターゲティングの季刊の媒体が出来、定期購読の一部に同梱されるようです。
150人を優に超える方々が参加しており、非常に盛況なフォーラムでした。途中で退出される方もほとんどおらず、ほとんどの方が真剣にメモをとっている印象でした。
他のIT関連メディアの動きを見ると、アイティメディアさんはスマホアプリを出していますし、このオルタナだけでなく、誠ブログやワントピ等、記者以外の方がキュレーションをするようなメディアにも注力しています。シーネットさんは最近リニューアル。BCNさんは、SIer向けとして好調な印象ですし中国関係も力を入れています。インプレスさんのIT Leadersも電子書籍と紙との併用を早くも開始されています。世の中の動きに敏感なメディアの方々の動向は非常に参考になります。
なお広告は高くて手が出ないという企業もあるかもしれませんが、最近は「手が出る」ようなプランもあったりします。媒体資料からも学べることも多いので、マーケ担当の方は各社の媒体資料を見てみるのも良い勉強になると思います(入手方法に関しては、ネットで公開のものはネットで調べたり、メディアに電話したり、出入りしている広告代理店に聞いてみてください)