きょこ コーリング:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) きょこ コーリング

広報・マーケティングを中心に、ソーシャルメディアそしてアプリなど、マーケッターの関心事を綴ります♪

展示会に、特に大手企業が出るのはお金の無駄なのかという議論は前から業界の中であります。理由は

  • 大手には集客力があるからわざわざ展示会でやる必要がない(すでに名前が売れており、自社で展示会やればいい)
  • そもそも展示会では客は集まらない(導入決定権のない人ばかりが勉強に来ている。外国人のお客さんが握手して来た、と思ったらリクルーターで競合他社への転職を勧めてくる等)
  • コストパフォーマンスが悪い(イベント会社や展示会主催者の戦術にはまっている。ブース造作や出展料等お金がかかる)

というようなことです。
だがこれで「名前の売れてる企業は展示会は出ないほうがいい」と決めつけるのは早計かなと。結局はやり方次第なんですよね。

もし、惰性で出ているのであれば、やめてもいいかもしれません。ただ、出ているところの大半は「効果がある」から出ているのだと思うのです。

効果の出し方ですが、工夫が必要ですよね。

美しいコンパニオンが会社のロゴ入りノベルティグッズや抽選会(iPad、ルンバが当たる)で釣って、とりあえず名刺を集める戦略、これを最近も多数見かけましたが、これには懐疑的な見方をしてしまいます。複合展示会(いくつかの異なるテーマが共通入場券で入れる方式)だと、異なる分野の方も会場内にたくさんいます。あまり良いものを配ると、グッズ集めが目的な人が多数あつまり、その名刺データをもらっても「リードナーチャリング」もできない見当違いのデータの可能性が高くなります。下手すると、集めた名刺データが活用されない会社も。それではもったいないですよね。そんな場合出展理由は「毎年やっているから」。それではまさに思考停止です。

他方、次にどうするかを考えている会社の出展は全然違います。まず、見てもらいたい新製品がこのタイミングで披露されます(まだ製品化前のものも)。つまり、モノで集めるのでなく、自社のサービスで人を集めるのです。そして、来場者が帰った後にどうするかを事前に考えています。当日は、わかりやすい説明やデモ。帰宅後は、本筋から外れない方法でナーチャリングの仕組みが作られています。来場者専用のマイクロサイトなどを準備する会社も。

後者の場合、展示会の選択を間違えなければ、十分出展の意義はありそうです。

上記、大きい会社の話をしましたが、では中小企業はどうなんでしょうか?中小企業こそ、自社での集客は難しいから展示会が向いているという人もいます。

  • 大手の展示を見に来た人にアプローチできる
  • 簡易ブースであれば、それほど出展料はかからない(コスパが良い)
  • バーコードで読み取った来場者データが入手できる(管理がラク)

なんと、こう書くと良い事ばかりの気がします。

でも、こういうネガティブな面もあるのです。

  • 少ない社員が張り付いて説明する必要(人があまり通らないのに人がずっと待っている必要があります。やる気を失ってぼうっとしている人、機械的にチラシを手渡すだけの人、社員だけで椅子に座って雑談しているブースも)
  • 小さいブースだと狭い通路の前に設置され、人通りが少ない(大手展示目当ての人は通ってくれない)

ある程度やり方次第でいろいろ工夫はできるのかもしれませんが、中小だから展示会は皆に効果アリと決めつけてしまうのも早計のようです。

展示会ってある意味「場の提供だと思うのです。

このオルタナティブブログも「場」であって、同じブロガーであっても、多くのPVをたたき出すブログを書く人も入れば、社会貢献する人もいれば、あまり更新しない人もいる。活動の方法は本人次第なわけです。

うまくいかないからと「場」のせいにすることもできますが、中での活動が重要なのだと思ってます。

最後に、余談ですが

忘れてはいけない展示会効果として、社員のモチベーションが上がるという意味も大きいです。3日間立ちっぱなしで足がぱんぱんになりながらも、説明をじっくり聞いてくれるお客様を接客。そして最終日に居酒屋で打ち上げをする。そのときの生ビールの美味しい事。またがんばろうという気持ちにつながっていきます(20代の頃、頻繁に展示会に出ており、そういう体験をしました)

あまりまとまりのない文章になりましたが、最近展示会が立て続けにあるので、考えてみたくなった次第です。

皆さんは展示会、出展者としてはどう思われますか?工夫の方法なども含めて、ご意見いただけるとうれしいです(ブログのコメントでも、フェイスブックでも、ツイッターでも)

きょこ

Special

- PR -
コメント
NewTama 2011/10/21 16:52

こんにちは。
展示会に出展する目的がしっかりしていればその結果をもとに議論すべきでしょうね。補足を一つだけ。展示会は時に商談の場になる、つまり、名刺云々という新規獲得の場だけではなく、既存顧客を招待したり、セールスステージ後半の見込み客を招き入れての商談など、活用方法を様々な視点で考えることができると思います。

Jerimi Soma 2011/10/21 21:17

こんにちは。
1. 小さいブース
特に台湾の会社などは、英語や中国語の練習目的のやじうまさんしか来ないことも。渡航費、滞在費までかけて、どのくらいの成果が出ているのか、知りたいのですが、いかがでしょうか。

2. 大きいブース
大企業なせいか、製品にまったく精通していないマーケティング担当者とか、営業にしかついてもらえず、何を聞いても、的外れな答えばかり。詳しい技術者は、決定権のある顧客にはりついていたり、スクリーンの上でプレゼンをしていたり、、、

3. アンケートや名刺集め

決定権のある女性顧客(だたの女の子にしか見えないが実は外資系の部長)が、女性コンパニオン目当てで、近寄るはずがないですから、女性コンパニオンをおけば、重要な情報が集まったり、重要人物の名刺がもらえるわけではないですね。普通に、男女関係なく、正社員がアンケートを配ればいい、と毎回、思います。コンパニオンを置いているのは、女性軽視ととられ、企業のイメージダウン。。。気がつかないんでしょうかね。


コメントを投稿する
メールアドレス(必須):
URL:
コメント:
トラックバック

http://app.blogs.itmedia.co.jp/t/trackback/77444/27289925

トラックバック・ポリシー


» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP


プロフィール

加藤 恭子

加藤 恭子

IT記者を経て、ナスダック上場IT企業のマーケティング・PRマネジャーを歴任。
現在は、その経験を活かし、マーケティング・広報のコンサルティングを行う株式会社ビーコミの代表として活動。目黒広報研究所で広報に関する情報発信を行っている。
立教大学兼任講師。

詳しいプロフィール

カレンダー
2012年5月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
カテゴリー

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif ストレス社会との付き合い方
政府がメンタルヘルス検査の義務化を検討しています。しかしうつになった後だけではなく、なる前の予防も大切なのではないでしょうか。(5/24)

news094.gif 「思いやり経営」のススメ
産学・NPO連携の民間団体が先頃、「思いやり経営」という観点で評価した指標や企業ランキングを発表した。企業のマネジメント力を知る手立てとして注目されそうだ。(5/24)

news094.gif テレワークが労働者のマインドを変える
テレワークが普及すると、労働者の評価は従来の「時間×生産性」から「成果」へと変化する。時間や場所を自分の裁量でコントロールできる変わりに、成果を最大化するために労働をマネジメントする能力とマインドが労働者には必要になる。(5/23)

news094.gif 求む、クックパッド男子
高身長も高学歴も高収入もいらない。私が男性に求めるのは「料理の腕」だけです。(5/18)

news094.gif 37歳の常識――我々は一生学び続ける
学び続けなければ衰退するのみだ。(5/18)

Special

- PR -

サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ