使い手不在のCGMが乱立・・・
口コミ情報蓄積サイトを作ったけど、口コミが集まらない、会員登録もあまり増えない・・・そんな声をあちこちで聞いたり、盛り下がっているサイトをあちこちで見かけるようになりました。仕事仲間とも「あのサイト、だめなんじゃない」などという話も出たりします。
話題だから、儲かりそうだから、参入障壁が低いから・・・そんな理由で気軽に取り組んでいるケースもあると思いますが、使い手のことが考えられていない印象を受けます。
私が編集協力をさせていただいた、CGMマーケティングという本の中で、筆者の伊地知さんとフォートラベルの津田社長との対談があるのですが、
「私のサイトにあなたの情報を投稿してください、では『なぜ、あなたのサイトに協力しなくちゃいけないの』となってしまう。『あなたの旅行を記録できるスペースを作りました。ご利用ください』というスタンスでやっています」
というような津田社長のコメントがあります(注:本を友人に貸しており、今手元にないので、表現や、細かなニュアンスが違っているかもしれません。ご了承ください)。
盛り下がっているサイトを見ると「私のサイトにあなたの情報を入れてください」になってしまっている気がします。
なんだかずれているサイトを見て、運営者のプロフィールを見ると一流大学のエリートやMBAホルダーがずらり。でも、きっとネットには興味ないのだろうな、自分はネットを使って何かをやるということより、どうやってVCに説明するか、どこで収益をあげようか、という部分はぬかりがなく、肝心のサービス部分がおろそかになっているのでは・・・?
そんなことがふと、気になりました。
もし、盛り上がっているCGMサイトを作ってしまった場合、以下の対応をまずされることをお勧めしたいです。
- 経営陣も、他社のサービスを体験してみる
- 外部の専門家に相談する
- ネットに詳しいユーザーを集め、使い勝手などを調査する