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B'zから考えるCRM

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今日(あれ、もう昨日)、B'zの東京ドームライブに行ってきました。

真ん中に作られたステージ。一部が回転をし、どこの席で見ても、近くで見られる工夫や、見やすい映像、花火、マネキン、炎、紙テープ、風船、飛行船などなど、とにかく毎年すごいのですが、本当に今年も細かな演出にも工夫がされています。(あまり書くとこれから別会場のライブに参加される方に悪いのでこのくらいにします)

「あれ、ジョン・ロードの音がする」と思ってよく見たらステージ上にハモンドオルガンが。あの音はすごく好きです。勝手にジョン・ロードオルガンと呼んでます。すみません。

ちなみに「ジョン・ロードって誰?」という人のために、DeepPurpleのWebサイトにリンクをしようとしたら、キーボードはいつの間にかドン・エイリー(彼はレインボーにいました)に変わっているので、リンクはやめました。

おもいきり話がそれたので、ここで、無理やり話をB'zに戻します。

B'zを会社だと考え、ファンを顧客と考えると、本当に顧客満足度をあげるために顧客データベースをうまく活用しているなと思います。

B'zのファンクラブは、一度辞めて再度入っても会員番号は変わりません。確か、会員番号はとっくに40万を超えていますから(すみません、この数字はうろ覚えですので少し正確ではないかも)、通算で40万人以上の人が一度は会員になっていたということですよね。

そして、会員になって1年目、2年目、3年目、4年目、5年目、6年目、7年目、8年目、9年目、10年目以降という10種の種別の継続記念品が郵送されます。

名前刻印入りの会員カードも届きます。

また、誕生日月には誕生日カード、夏は暑中見舞い、冬はクリスマスカードが送られてきます。毎回デザインに凝った作品になっています。

そして豪華な会報誌も年4回郵送されてきます。

更にはファンクラブ特典で先に入手したコンサートチケットは、一般のものとデザインが違って名前が入っており、専用のケースと一緒に届けられます。

この予約はWebから(電話もOK)行うようになっています(抽選なので、全員ではないはずですが、会員はたいていどの日かにはライブにいけるようにわりふってくれているようです)

ちなみに、ファンクラブの会費は年間3000円で、送られてくる冊子やグッズ類で十分元が取れる仕組みです。

顧客も会社もWin-Winになれる仕組みがうまくできています。

会員継続年にあわせて、差別化をはかったり(継続記念品の違い)

会員外の人とも差別化をはかったり(いきなり特別な写真集などのプレゼントが予告もなく会員全員に贈られてきたり、会員外とはチケットのデザインが違ったり)

カスタマロイヤルティ向上につながるような仕組みがとてもうまくできているのです。

音楽を楽しむこと以外に、CRMを考えるときにもB'zは参考になると思うのはわたしだけでしょうか?

システムの導入などはどこの会社がやったのだろう?ということにも興味がありますが、ちょっとわかりません。

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