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プログラミングでメシが食えるか!?

D・カーネギー:「人を動かす」その2

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D・カーネギーの「人を動かす」は昨日の社内ミーティングでも紹介し、早速何人かのメンバーが買って読み始めたようです。本を紹介して、「読み始めました」「読み終え、このあたりが考えさせられました」などと反応してくれることは、紹介した人にとってはとてもうれしいことで、「また次も紹介しよう!」という気持ちになるものです。自分の話に関心を持ってくれたということがうれしいわけです。

さて、そんな話題がまさに「人を動かす」の2章目に書いてあります。2章目は「人に好かれる六原則」というテーマです。コミュニケーションの目的はまさに「相手に好かれること」ではないかと思うのですが、そのポイントが紹介されています。

1つ目のポイントが、「誠実な関心を寄せる」です。まさに最初に書いたことですね。相手の話に関心を寄せることは、相手に好かれるポイントなのです。それができていない人がどれだけ多いことか・・・。社内で「この本はとてもためになるよ」と紹介しても、「買わない」「借りようとも思わない」「渡してもいつまでも読み始めない」しまいには「読む暇がないという」。これでは「彼にアドバイスしても意味が無い」と思われるのは当たり前なのですが、それを分かっていてもやらないのですかねぇ。まあ、自分で自信があるのならいいのですが。

2つ目のポイントは、「笑顔を忘れない」です。しかめっ面で相手が好意的に感じるわけはないですよね。私はある講演会で話をさせてもらったときに、「笑顔で話をしているのがいいよ、なかなかできないものだよ」と感想をいただいたことがあります。そのときには「そんなものかなぁ」と思ったのですが、印象はだいぶ違うのかも知れませんね。

3つ目のポイントは、「名前を覚える」です。これは私も苦手なのですが、「**さん」と名前を何度も呼んでくれるのはうれしいものなのです。ちゃんと個人として覚えてもらえているというのが大切です。オルタナブロガーは名前を覚えられる人がたくさんいて、私が親しくさせていただいている人の中では、玉川さんなんかはとてもたくさんの人の名前を覚えているのにいつも感心します。もちろんオルタナばんちょ〜もすごいですね。

4つ目のポイントは、「聞き手にまわる」です。人は自分の話を聞いてもらえるとうれしいものなのです。逆に一方的に話をされるとイライラします。コミュニケーションの基本はまず聞くことですね。

5つ目のポイントは、「関心のありかを見ぬく」です。聞き上手の人はこれがうまい人が多く、事前に相手の関心事を調べておくことや、話をしながらでも相手がどんな話題にのってくるか、などをしっかり見ぬき、相手が楽しい話題で盛り上げます。先日取材に来てくださった記者の方はさすがというほど聞き上手で、1時間くらいと予定していたのに2時間以上話が盛り上がり続けました。とても楽しい時間を過ごせてうれしい気分にさせてもらいました。

6つ目のポイントは、「心からほめる」です。叱ることはできても、ほめることを忘れている人は多いものです。「ありがとう」の一言で相手はとてもうれしい気分になれるのです。「ここが良かったよ」と具体的にほめてあげるともっとうれしいのです。仕事だと、給料をもらっているのだからやるのが当たり前、と考えてしまうのかも知れませんが、お互い人間ですから、気持ちを通わせることが大切です。ほめかたはお金や飲みに連れて行くだけではないのです。日頃から心を通わせることです。


人に好かれるためには、まず自分が好きになることです。好きでもない人にこの6つのポイントを実行するのはなかなか難しいものです。自分が好きになれば、相手も大抵好きになってくれるものです。私はそういう仲間やお客さんがたくさんいてとても幸せです!

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