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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

まだまだ大手でもひどいユーザビリティのページってあるんですね

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 会社の帰りによるコンビニで毎回毎回「Tポイントカードはお持ちですか?」と聞かれるのについに根負けして、昨日ついにそのファミリーマートのホームページからクレジットカードの申し込みを行った。
 その際に自分的には驚くべき体験をしたので、ちょっとご報告。

 会員申し込みで住所や電話番号などを入力するのはいつもの事、身分証明書がコピーではなく番号入力だけだったのがちょっと嬉しかったのだが、その入力フォームの一番最後にある項目で手が止まった。

最寄りのファミリーマートの店番を入れてください(必須項目ではありません)

 いや、すいません。店名はわかりますが店番はわかりません。しかたがなく、ファミリーマートのホームページをに行って店舗検索をして駅のお店を探す。地図検索なので店はすぐ見つかった。しかし、ページの店舗情報の欄に店番の表示は無い。困った。ググる。Yahoo!知恵袋が出て来た。
店頭入り口付近の、ガラス上部にある5ケタの数字が店番号です
すいません。私お店の前からネットしてません。再度ググる。
「お店の長いURLの呪文から、bid=という暗号を解読せよ」
とあった。まるでクイズである。

 この間、時間にしては5分程度かもしれない。でもとても疲れました。申し込みを辞めようかとも思いました。でも、また明日レジで店員さんと「Tポイントカードはお持ちですか?」「ありません」という会話をするよりはマシだと思って申し込んだ。

 すごいと思う。簡単に調べられないものをお客様に入力させる、あるいは店番というシステム上大事な情報を店舗検索画面に表示しないという設計、もしかすると担当部署が違うのかもしれないがその間の連携の悪さ。稀に見るユーザビリティの悪さだと思う。UXとかUIとか騒がれるようになって結構たつのに、コンビニのようなネット先進企業でもまだこういうのあるんだ。

 その昔某有名動画サイトを作ったスーパーSEさんが言っていた話を思い出した。プログラマーとしてUIを設計するときには、できるだけわかりやすくするとともに、システムで出来ることはシステムでやってあげてユーザの負担を軽減するべきだと。例えば、半角、全角の判定でエラーにするのはプログラマーの怠慢で、そんなのは変換ロジックを入れてあげれば済むのになぜユーザの手を煩わせるのか、とかそういう話だった。
 SEOの世界でも入力フォーム最適化は結果に直結するということで結構重要視されていていろんな記事が出ていたと思うのだ。

 もう何年も前にこのブログで、ユーザビリティ 鑑定士というのはどうかという記事を書いたけど歴史は繰り返すというか・・・

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