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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

ユーザビリティ鑑定士というのはどうか

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 ここ最近出張が多くて新幹線に乗ることが多い。最近では指定席の予約がネットでできるので重宝して使っているが、JR東日本の「えきねっと」のWeb画面のユーザビリティが最悪なのには閉口してしまう。

 何が不満かというと、ひとつの指定席を取るのにやたらとたくさんの画面に遷移して何度もクリックを強いられるのだ。毎回毎回長々とページ前面に渡った切符の受け取りについての注意事項が表示されてチェックを入れないといけないし、列車の選択画面で人数を入力するのを忘れると、いちいちエラー画面に遷移して戻るをクリックしないといけない。
 会員制サイトなのだから、注意事項は規約変更やルール改定時あるいはログイン間隔が空いたときににのみ表示して確認させれば良い(実際証券会社のシステムなどはそうなっている)し入力チェックはjava scriptかなにかを使って画面遷移前にやれば良いと思う。
 他にも指定券の予約の度に乗車券を購入するか選択させるのも謎。券売機での発券の際に同様の選択をさせているので2度手間でしかない。
 列車の検索画面もいちいち時刻を入力させる方式で、前後の時間を調べたい時に押したい矢印ボタンの影も形もない。
 何よりもこんなに使いづらいユーザインターフェースも何年も改善しないで使わせるというのはJR東日本はどういう考えなんだ?

 などなど書き始めるとキリが無いし、感情的にさえなってくる(苦笑)

 そういえば同じく公共系の大阪の地下鉄の券売機のユーザインターフェースもわかりにくい。お金を入れると液晶ディスプレイに情報が表示されるのでそこから購入するのかとじっとみつめてしまうが、これは罠だ。実際の切符はその下にある金額を表示した物理的なボタンを押さないと出てこない。何度も経験しているのだが、大阪への出張の間隔が空くとついまた嵌ってしまう。
 これは私だけではないはずで、実際に券売機の列で立ち往生している人を見かけた事あるし、ネットでも他に指摘している人がいる「大阪市営地下鉄の券売機が分かりづらい件について」(ムーンライトゆかりん)

 公共系の場合だと、システムが使いづらいとお客がすぐに他へ行ってしまい機会損失につながるECサイトと違ってそこで買うしかないから、ユーザビリティを改善しようというインセンティブが沸きにくいのかもしれない。

 そういえばちょっと前に知ったのだがWebの普及に伴いWebデザイン検定という試験やWeb解析士という資格が始まっているようだ。それならばユーザーインターフェース関連の資格も作ってはどうだろうか。Webシステムやたくさんのボタンがついた機械が日常生活にこれほど一般的になった現在ならニーズは高いと思う。ユーザビリティ鑑定士という資格を作って、協会は毎年「使いづらいシステムランキング」を発表して晒すと良いと思うんだw

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