Googleサイドウィキでコメントサービスに再注目
先日ブラウザのサイドバー拡張ツールのJingooを紹介したが、今度はGoogleがウールバー拡張の「Google サイドウィキ」を出してきた。
ブラウザで見ているページにGoogleアカウントを使っていろいろなコメントを書き込みそれを共有するという仕組みだ。要はソーシャルブックマークと同じような形式だがコメントの保管と表示場所がサイドバーなのでよりコメントが強制的に目に飛び込んでくる。
この試みは結構おもしろいかもと内心期待している。いまはコメントの共有範囲が「全員」だがこの共有範囲をグループだとかTwitterでの繋がりの範囲とかに限定するようになれば、組織内での活用もありえると思っている。
今や仕事の関する情報を社内のイントラネットだけでなく社外に求めるようなシーンが増えてきているが、組織の中で異なる部署の複数の人がある同じ目的のために同じキーワードで検索をして同じページを見るなんて事は多いし、時間を超えて考えればもっと多いだろう。
ある分野について調べるなら必ずと言って良いほど見るような定番ページをまとめておくと皆が助かるし、先輩が以前に悩んで調べてたどり着いたWebページにコメントと足跡を残しておけば、後輩が同じ道を辿るときに楽ができるのではないかと思うのだ。「Google サイドウィキ」はそんな感じに使えないだろうか。
TechCrunchにも「やっと出た実用的注釈サービス:WebNotes PR」という記事が載っていた。確かにこれからしばらくツールバーやサイドバー拡張形式の注釈サービスが増えて話題になりそうだ。願わくば昔のニコニコブックマークのようなひどい展開にはならずに、ちゃんと有益な情報を共有する基盤に育っていって欲しい。