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エグゼクティブダッシュボードに何を表示するか

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 昨日のグループウェアのネタと並んで最近また問い合せを受けるようになったナレッジマネジメント系のキーワードに企業ポータル構築がある。そしてそういう時に聞かれる質問でけっこう多いのが「ポータルのトップページに何を表示すれば良いですか?」というものだ。

 私の手元には過去に我々がデザイン・構築した各社のポータル画面以外にも雑誌や新聞記事などで紹介された各種の社内ポータルのトップページがあるので基本的にはこうした前例を使いながら先方のニーズを引き出して詰めていく。ただ、これは従業員向けのトップページの場合で経営者向けポータル(=エグゼクティブダッシュボード)の場合は若干異なる。

 

 エグゼクティブダッシュボードに表示する内容を考えるときのベースは、現在週次や月次の定例経営会議で使っている資料だ。たいていの企業では、EXCELの表などで速報的な報告資料を作っているがこの表あるいはそれを見やすいようにグラフにしたものを表示するのが基本だ。但しせっかくダッシュボード化するのだから、数値の鮮度というか更新スピードについては従来よりも高速化を検討する。鮮度については、BtoC系の企業であれば前日迄の速報値、BtoB系の企業なら前週迄の速報値あたりに落ち着くことが多いようだ。もちろんここの部分は基幹システムを改修して手作業でEXCELを作るのではなく自動的に表示される仕組みにする。

20090611  なぜかダッシュボードというと燃料メータチックなデザインをイメージして、わざわざ今まで使ってもいない新しい指標をメーターのように表示することを検討する方がいるのだが、あまり奇をてらわずに使い慣れた表とか切り口で数字だけ出した方が、年配の経営層にとっては判りやすいしそれが経営判断のスピードアップ化につながる。

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