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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

コンテンツ間の関連性を示す「ニコグラフラッシュ」

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 FASTForward08を一日早く切り上げて昨日に4日ぶりに日本に戻ってきた。会社では溜まったメールを順に処理して仕事勘を取り戻そうとしているが、ネットや業界のトレンドにはちょっとまだ追いつけていない。あまりにも膨大にある更新情報から自分の興味分野に関連する動きだけを抽出するのは、とても骨の折れる作業だ。なんか上手に関係性だけを捉えることはできないものだろうか。

 そういえば、FASTForward08の基調講演の一つでは、David Weinberger教授が

All contents are also connections.
Nothing is easier to create than connections.

なんてことをいっていた。確かにそうかもしれない。

 さてそんなことを思いだしながら、出張期間中に来たニュース系のメルマガを流し読みして見つけたのがこのサービス。ZDNetのBuilderでの山崎さんの記事中で紹介された、
ニコグラフラッシュ βバージョン
というもの。

 リンク先にとんでニコニコ動画の作品番号を入力するとその作品に関連した作品をグラフ表示してくれるというサービスである。 山崎氏の本文にはレコメンドエンジンを使っているとあるので、ニコニコ動画における「この動画を見ている人はこちらの動画も見ています」というレコメンド情報を使って図示しているのだろうか、それにしてもリストでなくこうして関連図にすると、やはりとてもわかりやすい。
 ちなみにこのサービスはフラッシュになっていて、関連図に出てきた動画をクリックするとさらにその先の関連まで表示、SHIHT+クリックで関係ない動画を消す、CTRL+クリックでその作品を見ることができる。まさにニコ厨には至れり尽くせりの心配りである。

 当ブログでも過去何回かこうした関連を見える化している例を紹介してきているが、最近こうしたネット上の情報を使って物事の関連を機械で分析してわかりやすく説明しようという試みは確かに増えている。“ソーシャルグラフ”が今年のはやり言葉だが、人だけでなくコンテンツも含めて、関連を見える化しようという試みは今とてもホットなようでしばらくは目を離せない。

===当ブログ過去の関連エントリー

{参考:『ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦』内の「情報整理」のタグ

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