人間とPCの橋渡しをするソフトウェア達に感謝~ATOKとGreasemonkey
ジャストシステムからATOKの最新版ATOK2008が送られてきたので、早速インストールして使ってみている。変換精度だけでなくいくつか細かい機能拡張が行われているがこれらがとても便利だ。
特に気に入っているのが辞書機能で、調べたい言葉の意味が「end」キーだけで簡単に調べられるのは快適だ。通常の辞書機能の他にネットの向こうの辞書を引く機能としてのATOKダイレクトも、ATOK2007で試行されたはてなだけでなくGooにも対応してパワーアップしている。
以前にも書いたが日本語IMEというソフトは、PCの中でも最も人間に近い場所に居るソフトウェアということで、ATOKならでは、ジャストシステムならではの付加価値と言うことでユニークだと思うし、入力作業という日々必ず行う作業でストレスを感じやすい局面でのこうした細かい配慮は人間に優しい印象を与える。
人間に近い場所に居るソフトウェアと言えばブラウザもそうだと思うが、そういえば私は最近ブラウザもIEからFirefoxに替えてみた。Firefoxの拡張機能Greasemonkeyを使いたいがためでの切り替えであるが、Greasemonkeyもとても良い仕事をしてくれる。
Greasemonkey上で動く各スクリプトは、ATOKとは逆にネットから取得した情報をユーザである私に表示する直前に中身を解読していくつかの付加情報をつけてくれる。今の私のお気に入りのスクリプトは、自動的にスクロールをしてくれる「AutoPagerize」とオンライン辞書引き支援の「Fast look up JP and EN」というスクリプト。Web閲覧の時に気になる用語を調べたり英語の記事を機械翻訳でざっと読むときに「Fast look up JP and EN」がとても便利で重宝している。
こういうPC操作の細かいTipsはLifeHackに分類されて最近いろいろな媒体に紹介されるようになったけど、海外ではPKM(Personal Knowledge Management)と呼ぶ人も居るらしい。
今のところは、人間とPCとの会話って大半がキーボードとディスプレイを通して行われる訳で、入力時の細かい支援や結果表示の際の補足といった分野には、まだまだ改善の余地が沢山あるのだろう。私はATOKとGreasemonkeyを使い始めて日々のPC作業の生産性を既にそれぞれで1割は改善できたと思っているが、まだ私の知らない便利な支援機能やスクリプトがあれば是非教えて欲しい。個人でのPC作業の改善や省力化もまた永遠の課題だと思っているので。
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