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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

ビジネスの世界でルー語を使うのはどうかと思う

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 先日の山本一郎氏のコラムに「このビジネスはモデルがフェイルなのでコンフリクトしてるイシューをライトスタッフでアンカーにビルドしてスイープすることがマストだ」なんて横文字を多用する社長が出てきて読みながら閉口したが、実のところコンサルティング業界にも横文字や専門用語が大好きな人は多いと思う。最近またこういう人に会った。最初、ネタとして今流行のルー語を使っているのかと思ったが違ったようで、そう判った後ははっきり言って10秒後にはその彼のしゃべったことは全て忘れてしまった。

 この件については、ずいぶん前に先輩に言われた言葉をはっきりと思えている。

 横文字を連発して煙に巻くような真似は辞めろ。それは自分が無能であると自白するのと同じ行為だ。
 その事柄についてちゃんと勉強してきたのならば、相手に合わせて言い換えられるだけの語彙を知っているはずだし、その事柄についてちゃんと考えてきたのならば、その場に合わせた例えが直ぐに頭に浮かぶはずだ。

 この言葉を肝に銘じてやっているつもりだが、それでも会話の相手から「それってどういう意味ですか?」って聞き返される事がしばしばある。まだまだ修行が足りない私だ。

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